桜の老木、すっかり葉を落しました
対照的な二冊を同時進行で読みました
「追われゆく坑夫たち」著者上野英信氏が自ら炭坑に入り
体験した凄まじい記録です。また女坑夫たちの悲惨なまでの日常も。
私の文章力では現し得ません。それが遠い昔のことではなく
昭和30年代と知り信じられないことでした。
片や井口先生「老いを見るまなざし」は対照的にユーモアたっぷりに
老年科医らしく老いを描き、明るく綴っておられます。
「年とってみればわかる」高齢の私は蓋し名言と痛感。
即ち、年とってみなければわからない、ということです。
「未知の世界」と言っても月の世界のことではありません。
私にとっては1日1日が未知の世界を歩んでいるようです。