93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

石川啄木 (一)

2023-10-07 11:51:21 | 読書

啄木は短い生涯(26年)の中でたくさんの歌を詠んでいます

これはドナルド・キーン氏(先年亡くなった)の見た石川啄木です。

日本人に最も愛された歌人、夭折の天才歌人と言っている。

啄木の全てと言っていいほどに描かれています

   啄木はキツツキのことですが

窓の外でキツツキの啄む音を好ましく思ったのか、自分のペンネームに

した。故郷は渋民村となっていますが実は岩手県日戸。父(僧侶)の

不祥事で日戸をきらい渋民村を故郷と詠んでいる等々、雑学的なものも

ありますが、歌と共に逸話なども多く興味深いものがあります。

  我に似し友の二人よ一人は死に一人は牢を出でて今病む

  two friends just like me one dead

    one out of jail now sick                jail =刑務所

文庫本500ベージ超と長い。楽しみながら石川啄木の為人を

のんびり楽しもうと思っています。

コメント (6)
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