今朝から雨が降り続いています 19日
石川啄木を訪ねて十数年前、2人の妹と函館へ行きました。記念館にも。
函館郊外、大森浜の石川啄木像 立待岬遠望
金田一京助氏の尽力で歌集「一握の砂」を出しています
「砂山の砂に腹ばい初恋のいたみを遠く想いいずる日」
腹ばいになったのはこの大森海岸だったのだろうか?
「命なき砂のかなしさよさらさらと握れば指のあいだより落つ」
指の間から落ちたのは大森海岸の砂だったのだろうか?
「働けど働けどなお我が暮らし楽にならざりじっと手をみる」
私も時折老いたわが醜い手を眺めます
あまり働きはしませんでしたけど・・・
石で追われたような故郷渋民村でしたが、最後まで懐かしんでいました
「かにかくに渋民村は恋しかりおもいでの山おもいでの川」
啄木は借金ばかりする、金銭にルーズだったとか色々言われましたが
毀誉褒貶相半ばとか、貧しく不遇ななか、
26歳の若さで生涯を終えました。