つれづれに

きままに書きます。
どうぞよろしく。

光りなさい地球 続編。

2005年11月10日 | Weblog
さて昨夜の続きです。

感情を持たない宇宙人は、人間の行動が
理解できません。
笑ったり、怒ったり、わめいたり、
泣いたりするわけが理解できないのです。

涙も目から溢れる水に過ぎません。
でも科学的な測定の結果、
その水が汚染されていない
もっともきれいな水だとわかります。

このあたりに、意味が籠められているのでしょうか。

若者は彼女や工事の仲間が止めている時は
断固として宇宙船で行ってしまうと言い張ります。勿論帰ってこれないのを承知で。

彼は家族にも友人にも、地球にも未練は
ないようです。

若者を自由にしてあげた彼女は、前に若者から聞いた彼の故郷と同じようなところ、
原っぱがあってきれいな小川が流れているところを、探して旅に出ます。

いよいよ、仲間が諦めて、悲しみながらも餞別の言葉や抱擁を送ってくれた時、
急に若者の心が揺らぎます。

そして若者は土壇場で行くことを止めるのです。

宇宙人の女性は、若者と最初抱擁した時は何も感じなかったのですが、
何故か心臓がトックントックンしはじめます。

でも彼女は宇宙船で宇宙に帰ってしまうのです。記憶を消されて。

彼女たちがかってすんでいた星は
青く、青く光る まるで地球のような星だったそうです。



富良野塾公演2005 光りなさい地球

2005年11月10日 | Weblog
息子の友人に誘われて、倉本聡 作・演出の劇を見に行きました。
テレビを見ていた人で 倉本 聡を知らない人はいないのではと思うくらい有名。
かの「北の国から」の作者、比較的最近では優しい時間?の連続ドラマも印象的でした。
彼が富良野に開いたシナリオライターと俳優養成のために私塾が富良野塾。
2005年の公演が、『光りなさい地球」でした。
すでに滅んでしまった星からやってきた女性の宇宙人は、命の源のきれいな水を探すのですが、地球の水はすでに汚染されていて・・・。
さらに彼女たちは理性だけで感情を持ちません。感情が欲を生み出し、その結果争いが起こり、星が滅んでしまったから、感情に否定的というわけ。
そこに仕事仲間や彼女が止めるのも振り切って宇宙に行こうとする若者、仲間は故郷、両親、友達を捨てることをしてはいけないと必死で止めるのですが・・・。
さ~、どうなるでしょうか?
人間の人間たる所以、生きるということ、そして地球の汚染、いろいろと問題提起を含んだ劇でした。
それにしても俳優さんたちの体のしなやかさに感激しました。