つれづれに

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いじめ自殺

2006年12月10日 | Weblog
私は今日は「いじめ自殺をかんがえる」というシンポジュウムに行ってきました。
なぜ、いじめで自殺者が出ているのか、
専門家の意見を聞いてみたかったのです。

いろんな発言がありましたが、先月、福岡で自殺した中学生(男)のお母さんが見えていて、その発言は涙なしには聞けませんでした。まだ若くて美しいお母さんでしたが、蝋人形のような顔色でした
クラスメートに「自殺する」ことを告げ、遺書もクラスメートの前で書いたのだそうです。
そして放課後何人かの男子生徒に「何時、どうやって死ぬのか」と聞かれそれに答えたら
「じゃこれが見納めだな」といって集団的にいじめを受けたのだというのです。
自殺したのはそれから自宅に帰ってまもなくだったそうです。

なぜ、誰も「死んではだめだよ」といえなかったのか、なぜ誰も先生に教えなかったのか。

想像を絶するこの状況に絶句し言葉がありませんでした。
ここまで、進行している子ども達の人間性や心の荒廃、誰も教師を頼ろうとしないこれまた心凍るような現状。

この打開に罰則で立ち向かおうとする文部科学省の教育不在。

問題の解決前進のためにどれほどの努力が要ることか、改めて現在の日本の教育現場の、社会そのものひどさを思い知らされた一日でした。