つれづれに

きままに書きます。
どうぞよろしく。

ビルの谷間の故郷

2009年08月15日 | Weblog
今日は64回目の終戦記念日。
相変わらず閣僚の靖国への参拝が話題になっています。

先の戦争をアジア諸国への侵略戦争であったと見るかどうか、
日本の国内でどのような政治が行われていたのか、
国民がどんなめにあっていたのか。

考えてみれば、
2度と戦争はしてほしくない、それが
国民の素直な願いだと思うのです。

国のために国民がいるのではなく、国民のために国はあるべきだと思っています。


木曜日は、芝に出かけました。
今は亡き夫の実家があります。

そこに義母の子どもたち、その子どもたち〔孫)、孫の子どもたち〔ひ孫)が集まってきます。
顔を出したのは20名。
義母は93歳、最年少は4ヶ月のひ孫。

娘の連れ合いはさすがに欠席が目立ちました。

私は娘とその夫になった人と3人で連れ立っていきました。
ま、娘の夫さんを紹介する義務があるかしらと思ったからです。

麻布飯倉にある有名なうなぎ屋のうな重が振舞われました。

そのおいしさは格別でした。

そのうち娘(私の義理の妹たちです)とその一族たちは浴衣に着替えて、山の上で行われている盆踊りに繰り出していきました。

道路に出ても、ビルが並び立ち お囃子が聞こえてくるばかり。

でもこんな都市のど真ん中であっても、
懐かしい故郷。
一族が集まり、そこで盆踊りを楽しんで
生きつづけていくのだと、妙に感慨深いものがありました。

でもこの一族の集まりも
義母が最後かも・・・。
次の息子、孫はそれを引き継いでいく
家庭が危うい状態ですから。

みんながお盆に帰ってくる家はいろんなところで消えつつあるのも現実です。

日本の経済成長は、消えることを促進したように思います。