つれづれに

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野田総理、順番が違っていませんか!

2011年09月08日 | Weblog
 誕生したばかりの野田総理は、福島の視察に出かけました。
誕生早々で、すばやい行動です。

まず、活動中の自衛隊に出向き、深々と頭を下げました。

続いて、進入禁止区域に県民が入り込まないように検問している所に出向き、警察官にもあなた方の活躍こそが国や世界が望んでいることの解決に貢献していると、感謝の言葉をかけられた。

それから福島第一原発に出向いて、所長らに面会しました。
どんな、会話があったのかテレビではよくわかりませんでしたが、
放映されたのは、なでしこジャパンの選手の一人が、ここの職員だったということで、そのユニホームがアップされました。

私はこれらのことに強い違和感を感じました。

まず、労をねぎらうべきは、いまだに生活の再建のめどもなく、
避難所や仮設住宅で生きておられる被災者の方々に対してなのではと思うのです。
半年たっても何もめどが立たないままにおかれている被災者にあって、いうべきことがあるのではないかしら!!

テレビの放送で再三見聞きするのは、国が一向に方針を出してくれないために、
町をどう復興すればいいのか方針がたてられないと嘆く地方自治体の職員の声であり、漁業者や町の工場主の声です。
泣く泣く故郷でも再建を諦めて、故郷を後にする若手工場主も出てきています。
国からの予算が出されなければ、自治体もまして住民は身動きができないのは当然でしょう。

今回の視察にに見られた野田総理の姿勢は、被災住民の生活の建て直し、地域を復興させたいという人々の思いをくじくものだと感じます。

一体誰を大切にしようとしているのか、誰のための問題の解決なのか、
深々と頭を下げるべきは何の非もなく被災された方たちに対してなのではと・・・・。