つれづれに

きままに書きます。
どうぞよろしく。

心温まって・・・・。!

2012年01月31日 | Weblog
 このところの寒さはとても耐えがたい寒さです。
植えて、十数年になる庭の檸檬の木の葉が、縮んで落ちそうに見えます。
その寒さの中、斎場に向かいました。今日は友人の夫さんの告別式でした。
昨夜は通夜の受付を頼まれていましたが、
風邪の兆候が出始めていたので、替わってもらいました。

車に乗ったらフロントガラスにきれいな氷の結晶ができていました。
時間があれば写真に挑戦したい光景でした。

郊外のさらに郊外にある斎場は一段と寒くて、
バッグに入れたままのカイロがどれほど欲しかったことか。

ご夫妻とも、教師でしたがプライベートな事はあまり知りませんでした。

告別式の最後に、親族を代表して、故人の甥に当たる方が挨拶されました。
何でも、宮城県の山奥の田舎の出身で、
その過疎の村で、国立の大学に入学したのは故人が初めてだったいうこと、
お百姓だった父親は断固反対したのだけれど、
父親の弟?がこっそり貯めてあったお金を出してくれていけることになったのだと
思い出を語られました。
とつとつとした語り口に深いつながりが伝わってきました。

77歳で亡くなられたのですが、新卒で担任した中学の生徒がいまだにクラス会を
開いて故人を囲んで談笑していたと元生徒の方が話されました。
体は冷え切っていましたが、故人の人柄に触れられて、
胸が温かくなったような気がしました。

何人かが「私のお葬式は・・・」と希望を出していました。
そんなことを考えざるを得ない年齢を迎えているのです。

3年前の手術の時、そのまま帰れないことをとても恐れました。
幸い、その後の時間が3年経ったというのに。
私は・・・・・。