つれづれに

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行方不明になった宝物

2012年02月02日 | Weblog
 最近連続して、もう30代になった娘や息子が、絵本について呟くのを聞きました。

娘も息子も、眠る前の絵本の読み聞かせのなかで育ちました。

息子は、大きくなってもほとんど本を読んでいるところを見ませんでした。
それでも絵本の事はしっかり覚えていたようです。
「あの第五福竜丸の絵本は良かったね」といったのですが、
私は思い出せません。「とびうおの坊やは病気です」のことかしらと。

昨年母親になった娘は。
「お母さんが買ってくれていた絵本はいいものばっかりだったわね。
今とてもあれほど手に入れられないわ」
娘の子どもはもうすぐ2歳です。絵本を覚え始めています。
いい絵本が欲しいのだけれど、なかなか手に入らないそうです.


私もまた子ども達に読んで聞かせた絵本によって育てられたように思います。

いくつものダンボールにぎっしり詰まっていた絵本。
孫ができたら、見せてあげようと大切にしていたのに、
行方がわからなくなってしまいました。
30年もの間に何人かに貸してあげ、あちこち移動している間に。

もちもちの木、ひさのほし、母さんはおるす、除雪車ケーティ、
ぐりとぐら、こぐまちゃんシリーズ、、いないないばあ、
ムーミンシリーズ、3人のどろぼう、赤ちゃんが帰ってくる日、
あかおにあおおに、ふきまんぶく、りゅうの涙、日本民話シリーズ、
まだまだありました。あの猫が出てくる絵本はなんだったか思い出せません。

わずかに残っていた絵本から、今さきに読んであげられているのは
おっととおへそ(あかぼしりょうえ作)
おもしろい事はおもしろいのですが、2歳の子にはどうかとちょっと思案しています。