絵手紙で、また
茨木のり子の詩に出会いました。
六月 茨木のり子
どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれ色した夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きるしたしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる
3連それぞれに素敵ですが、
私は3連目が一段と気に入りました。
このような村、街、力に出会いたい。
すみれ色の夕暮れを写真にとって見たいと
思いました。
茨木のり子の詩に出会いました。
六月 茨木のり子
どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれ色した夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きるしたしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる
3連それぞれに素敵ですが、
私は3連目が一段と気に入りました。
このような村、街、力に出会いたい。
すみれ色の夕暮れを写真にとって見たいと
思いました。