つれづれに

きままに書きます。
どうぞよろしく。

最近であった茨木のり子の詩

2006年06月04日 | Weblog
絵手紙で、また
茨木のり子の詩に出会いました。

  六月       茨木のり子

どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける

どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれ色した夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きるしたしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる


3連それぞれに素敵ですが、
私は3連目が一段と気に入りました。

このような村、街、力に出会いたい。
すみれ色の夕暮れを写真にとって見たいと
思いました。


草のかおり

2006年06月01日 | Weblog
朝、裏につづく広い草原(くさはら)で機械的な音が突然鳴り出しました。
千坪は越えている草原は、国有地です。
年2度ほど草刈があります。
その草刈が始まったのです。

どんどん草が刈られていきます。
黄色っぽい地肌ができたところに、
鳥がやってきてしきりとついばんでいます。
虫でしょうか。

2~3時間もしたら緑はすっかりなくなってしまいました。
草原になるのに、3ヶ月、なくなってしまうのに3時間。
自然と機械の力(文明の利器)の勝負です。
草原はすぐに復活できますが、時間がかかって形成された自然はそうはいかないでしょう。

草を刈るにはいっぱい理由はあるので、仕方はないのですが・・・。
でも木を切り倒す理由は納得できません。


夜帰宅したとき、刈られた草独特の香りがしました。
体の奥深くしみこんでくる香りでした。

夕方になって

2006年06月01日 | Weblog
涼しい風が吹いてきました。

心の中は血が噴出しそうだけれど。
どこにも流せない。
人って難しい。

いつも変わらず、接してくれるのは
猫くらいかな~。
時々パンチしてくれるけれど、
決して心が傷つくことはない。
だからペット家族がふえるのかもしれない。


涼しくなったから買ってある
トマトと胡瓜の苗でも植えましょう。