神融心酔 

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欲把西湖比西子,従来佳茗似佳人

2007-03-17 | 茶旅
江南の土地は本当に豊かである。
産業的にも、経済的にも、そして自然の恵みに於いても。
 
昔、飛行機の窓から下を見て、北京から入った時は大地が全体的に黄色っぽく見えたのに対して、
上海の時は一面美しい緑が目に入り、感動したことがあった。
以前に比べて緑の占める割合はずい分減ったけれど、それでも水と緑に恵まれた江南は豊穣である。
今回、杭州空港から車に乗り、立派な高速道路の両脇に立ち並ぶ瀟洒な住宅群を見て、改めて杭州の経済的な豊かさを実感した。
 
街の中心地に入ってからまたびっくり。
上海までとはいかないまでも、高層ビルが建ち並び、かなり都会化した様相。
さすがに25年ぶりだし、急激な近代化で去年の秋に17年ぶりで訪れた上海に続き
「杭州よ、お前もか」的な衝撃を受けるだろうと覚悟をしていたが、幸いにもそれは杞憂に終った。
 
空港は杭州市の東に位置しており、市内へと向かう時はまず市の東側から入っていく。
杭州市内は西湖を中心として見ると、東側と北側が比較的平地で整備されビルが立ち並んでいるため都会的な感じがするが、
西側と南側は茶畑と名所旧跡が点在する山々に囲まれ、まだまだ自然が残っている。


西湖の西側に続く山の道を進んでいくと、眼前にお茶畑が広がる。
新芽の息吹く季節である。
これから清明節にかけてが茶摘の一つのピークとなるだろう。


季節的にはまだ早いので、茶摘の小姐たちも人数はまだ少ない。
ほとんどの小姐は隣の安徽省から茶摘のためにやってくるということだ。

 
梅家塢は今や一大ブランドで、茶畑の区域もどんどん拡がっているらしい。
観光客も多く、300軒の茶農家のうち、
茶屋(お茶を飲ませてくれて、即売もする。食事が出来るところも多い)を併設していないのはたった2軒であるとのこと。

年にたった一回のクオリティシーズン。
街では「新茶上市」の看板が目に付く。
しかし、この時期の龍井には注意が必要。
杭州市よりも南に位置する温州や富陽、
はたまた四川省あたりから来る茶葉もあるそうだ。
美味しければどの産地でもいいとは思うが、
無駄にボラれるのは避けたいもの。
やはり杭州まで来たからには、茶農家まで足を運んで買うほうが楽しめる。
どの農家を訪れたらいいのか迷ってしまうけどね。
コメント (2)
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