一人でちびちびといただくお茶もいいけれど、
誰かと美味しさを分かち合いたくなるお茶があります。
毎年春先に出てくる大陸の緑茶もそのひとつ。
夏を越える前に、皆さんと楽しみたくて、新緑の頃にいつもお茶会を開いています。
今年は震災の影響もあって、4月5月は日程が取れなかったので
6月9日に一日だけの日程で決行。
だいぶ気温も高くなってきたので、
ウェルカムティーは冷茶を作ることにして、
台湾から持ち帰ってきた文山包種茶の水出しでお迎えしました。
去年は生産量が少なくて価格も高騰し買うことのできなかった碧螺春も
上海小町さんのお師匠さんが作ったというものをいただくことができました。
香りがよく、煎が効くので、一人ずつ蓋碗で自由に飲み足していただきました。
去年からお気に入りのお茶、恩施玉露。
日本茶と似ているけれど、やはりどこか後味が違います。
茶殻の若緑色がとてもきれいです。
茶農さんがウートン山から持ち帰ってきた鳳凰単ソウの荒茶も
足が速いのでこの機会に飲んでしまうことにしました。
なかなか手に入らない、そして今だけしか味わえない、単ソウの素の姿です。
最後の宜興紅茶は今年の春茶ではありませんが、
去年の春茶を一年寝かせて蔵出ししたものだそうです。
ゴールデンチップの多い、甘い紅茶です。
昨日まで来日していたイル・ディーヴォのファンの方がいらしたので、
お茶の話はそこそこにイケメン4人組との遭遇話で盛り上がり、
あっという間の2時間超でした。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
楽しくて美味しいひと時を過ごしていただけましたら幸いです。
☆茶譜☆
冷茶 文山包種茶 2011 (台湾)
碧螺春 2011 (江蘇省)
恩施玉露 2011 (湖北省)
鳳凰単ソウ 蜜蘭香 毛茶 2011 (広東省)
宜興紅茶 2010 (江蘇省)
☆お茶請け☆
野菜チップス (HIGASHIYA)
茶梅 (新純香茶業)
からめる黒糖ピーナツ (もへじや)
薯蕷饅頭 (大門岡埜)
ジャスミンティーのパンナコッタ (自家製)