この日は楽しみにしていた
台北書院四季茶会の日。
台北書院では四季折々、年に四回茶会が開催されるといいます。
冬季茶会「茶與樂的對話:冬暮叙茗」がちょうど訪台時にあるというのを
うらりんさんつながりで
Yさんから伺い、
事前に予約していただきました。
Yさんとも初対面!
台北で日本人のお茶友が増えるって言うのも嬉しいですね。
会場に着くと中山堂光復廳の中は既に満席に近いほど人でいっぱいでした。
舞台を前に茶席がいくつも作られています。
各茶席に客が5~8人座ります。
設えはお茶入れを担当する茶人の方々が各自自由に作りますが、
お茶とお菓子は全席同じもの。
さて、いよいよ茶会の始まりです。
主催の林谷芳氏の挨拶から。
台北書院山長、禅者、音楽家、文化評論人、佛光大学芸術学所所長などなど肩書きがすごい。
(司会進行も林氏が務められましたが、ちと話が長いのが玉に瑕かも・・
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)
琴や琵琶や笛や二胡の演奏、舞踊、京劇の一幕などの演目が続きます。
なるほど副題が「茶與樂的對話」というだけあって、
この茶席は人と人との対話ではなく、お茶と音楽の対話なんだと次第にわかってきました。
言うなれば音楽鑑賞しながらお茶をいただく音楽茶会と言ったところ。
これはこれで中国的な茶会の一つの形だと思います。
そういえば北京には昔から舞台鑑賞しながらお茶を飲む場所があったっけと思い当たり、
こんなところにも大陸の風は吹いてきているのかな、なんて思ったりもしました。
今回のお茶は高山茶(杉林溪)と普洱茶。
幕間にお菓子が出てきます。
私たちの席の茶人は
耀光名茶の黄さんでした。
演奏中は私語はできないので、幕間に少しお話ししました。
実は前日に耀光名茶で買い物をしていたのですが
その時は黄さんはお店にいらっしゃいませんでした。
私が買ったのが蔡兆慶さんの茶盤だったと話すと
黄さんは「あの茶盤は昨日入荷したばかりなの。それもすぐに1割引になってたでしょ?お得よ」
「今使っている茶海も蔡兆慶さんのものなのよ」
何だか茶海もほしくなってきてしまいましたよ(笑)。
会場では偶然茶農のGさんとも会えたし、
茶藝の先生にも紹介してもらえたし、
綺麗な琵琶奏者のOさんとも記念写真が撮れたし、
目一杯堪能しました。
彼らとも記念写真を撮ってもらえばよかったかな?
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