神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

お茶コミック

2011-02-12 | 茶にまつわる文化・芸術
去年、周りで少し話題になっていたので
読もう、読もうと思いつつ買いそびれていた『茶の涙~Larmes de the´~(1) (BLADE COMICS)』、
年末に第2巻『茶の涙~Larmes de the´~(2) (エデンコミックス)
も出たので、まとめて購入しました。

検索していたら、別の作家さんですが、やはりお茶に関するコミック
茶柱倶楽部 1 (芳文社コミックス)』というのが発売されていたので、こちらもポチ。

『茶の涙』は『神の雫』のお茶バージョンというような雰囲気で、
イケメン、実は御曹司が主人公、業界を取り巻くストーリー展開です。
主人公と老舗当主との確執や恩人の行方を捜す結末がどうなるか、など次を読みたくなります。

『茶柱倶楽部』はめっけもの!という感じでした。
主人公の鈴が移動茶店で全国を回りながら、
あるお茶を捜す、と言うのが大筋で、
『茶の涙」のように次に引っ張るという展開ではないのですが、
一話ごとの完結ストーリーで、個々のエピソードがとても丁寧に描かれています。
鈴の憧れの人が「売茶翁」と言うのも何だか微笑ましくて、
地に足がついた日本茶普及と言う目的が伝わってくる感じです。

『茶の涙』が日本茶インストラクター協会の協力を得ているのに対し、
『茶柱倶楽部』は作者が個々の茶農家さんや茶荘への取材を元にしているというのが
その方向性の違いを表しているような気がしました。
どちらもお茶好きにはなかなか面白いだろうと思います。

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