先日、書店でふと手に取った本があります。
『お茶の歴史』 ヴィクター・H・メア、アーリー・ホー著(河出書房新書)
家にはまだ読んでいないお茶関係の本が何冊かあると言うのに、
この本は何故かすぐに読みたくなり
ページをめくっていたら、止まらなくなってしまいました。
茶の歴史に関する本はそこそこ読んでいますが、
やはりちょっと文章が硬い本が多いですよね。
この本は読み物としてかなり面白いです。
史実をしっかり考察した上でその背景や因果関係も織り込まれており、
もちろん中立的な言い回しではありますが、ウィットに富んだ文章はとても好奇心をかきたてます。
メア氏が中国専門の学者であり、アーリー・ホー氏が中国に精通したライターであることによる
幸せなコラボレーションと言えるでしょう。
中国、日本、イギリスの茶の歴史については
今までも個々の視点からの詳細な歴史書が出ていますので
特に新しい記述というのはないのですが、
お馴染みのエピソードでもテンポよく書かれていてひき付けられます。
それにも増してこの本の素晴らしいところは、
チベット、モンゴル、ロシア、中東、モロッコへの茶の伝播についても
十分にページを割いているところでしょう。
お薦めの一冊です。
『お茶の歴史』 ヴィクター・H・メア、アーリー・ホー著(河出書房新書)
家にはまだ読んでいないお茶関係の本が何冊かあると言うのに、
この本は何故かすぐに読みたくなり
ページをめくっていたら、止まらなくなってしまいました。
茶の歴史に関する本はそこそこ読んでいますが、
やはりちょっと文章が硬い本が多いですよね。
この本は読み物としてかなり面白いです。
史実をしっかり考察した上でその背景や因果関係も織り込まれており、
もちろん中立的な言い回しではありますが、ウィットに富んだ文章はとても好奇心をかきたてます。
メア氏が中国専門の学者であり、アーリー・ホー氏が中国に精通したライターであることによる
幸せなコラボレーションと言えるでしょう。
中国、日本、イギリスの茶の歴史については
今までも個々の視点からの詳細な歴史書が出ていますので
特に新しい記述というのはないのですが、
お馴染みのエピソードでもテンポよく書かれていてひき付けられます。
それにも増してこの本の素晴らしいところは、
チベット、モンゴル、ロシア、中東、モロッコへの茶の伝播についても
十分にページを割いているところでしょう。
お薦めの一冊です。
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