脳波にはどのようなものがあるのか?
脳波は、ヒト・動物の脳から生じる電気活動を、頭皮上、蝶形骨底、鼓膜、脳表、脳深部などに置いた電極で記録したものである。つまり脳には微小電流が流れているというわけだ。
脳波にはどんなものがあるのだろうか?脳波にはγ波、β波、α波、θ波、δ波など5種類ある。γ(ガンマ)波は(30Hz以上~)腹立ちや興奮の状態に現れる波形。β(ベータ)波(14~30Hz)は、覚めていて、意識が緊張した時に現れる波形。α(アルファ)波は、(7~13Hz)集中からリラックスまでの間に現れる波形。θ(シータ)波(4~6Hz)は、まどろみ、浅い睡眠状態の時に現れる波形。δ(デルタ)波(0.5~4Hz)は、深い睡眠状態の時に現われる波形といわれており、脳の活動状態が沈静化するにつれて、周波数は低くなっていく。
人の睡眠中には、θ波やδ波が出現する。このうち夢を見るときは、「レム睡眠」といって、急速眼球運動(REMs)が出現し、体は眠っているのに脳が活動している状態である。脳波はθ波が優勢で覚醒時と同様の振幅を示すことが知られている。
今回、こうした脳波を詳細に調べて、睡眠中どんな夢を見ているか、夢の内容をある程度解読することに、株式会社「脳情報研究所(ATR)」神経情報学研究室の神谷之康室長らと奈良先端科学技術大学院大学、独立行政法人・情報通信研究機構のグループが成功した。将来は脳波を測定すれば何を考えているか読み取れてしまう時代が来るのだろうか?
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参考HP Wikipedia:脳波 マイナビニュース:睡眠中に見ている夢の内容を解読する技術
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