進化してきた精米技術
無洗米は、研ぎ洗いすることなく水を加えて炊くだけで食べられるように加工された米のこと。従来の精白では少し残ってしまう肌糠(ぬか)をあらかじめ取り去ってあるために、この糠を洗い落とすための研ぎ洗い作業の必要がない。とぎ汁が出ないため、環境負荷が小さいと言われる。
無洗米が開発された背景には環境問題があった。 米のとぎ汁に含まれる糠の成分であるリンや窒素などは浄化が難しく水質汚染の原因とされていた。米を3合洗った場合、とぎ汁の水質汚染の指標を表すBOD負荷量は、通常の精白米6.1~7.9グラム前後で、無洗米は0.2~0.5グラム前後と普通の精白米の10%以下しか出ない。
1991年、東洋精米機製作所が無洗米を発表、当初業務用として販売した。「糠で糠を取る」方法で表面をきれいにする。白米表面にある「肌ヌカ」と呼ばれる付着糠の粘着性を利用し、くっつけてはがす事で取り除く。開発したのは東洋ライス社長の雜賀慶二さん。
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TBS“夢の扉+”: 米になりきる 東洋ライスホームページ: 金芽米とは 戦略経営者:夢の無洗米開発し米革命起こす
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