東日本大震災被災地で日本最古、脊椎動物のふんの化石発見
東日本大震災のとき、宮城県南三陸町は防災対策庁舎では繰り返し「高台へ非難してください」と防災無線で呼びかけ続けていたが、まさかその3階建て庁舎屋上を2mも上回るとんでもない津波が襲ってくるとは、誰にも想像できなかった。
その南三陸町の海岸沿いに分布する大沢層からは、前期三畳紀のアンモナイトが多数産出する。大沢層のアンモナイトの研究が進んだのは1960年代以降で、とくに70年代以降、坂東祐司を中心に研究が進められた。その後の報告を加えると、これまでに20属に達している。
大沢層からは、世界最古の魚竜のひとつであるウタツギョリュウの化石も発見されている。よく恐竜と混同されるが海にすむハ虫類で、くちばしには細かな鋭い歯が並んでいる。大沢層のアンモナイトは、このウタツギョリュウの格好の餌食となっていたと推定される。
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参考 Wikipedia:生痕化石 サイエンスポータル:糞化石で見えた大絶滅後の生態系復活
生痕化石―生痕の生物学と化石の成因 | |
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東海大学出版会 |
ゾルンホーフェン化石図譜〈2〉脊椎動物・生痕化石ほか | |
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朝倉書店 |