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イルカに化学物質が蓄積、生殖への影響や発がん性も懸念されるフタル酸エステルとは?

2018年10月03日 | サイエンスジャーナル

 世界に広がる化学物質

 化学物質というと自然界には存在しない、人類がつくりだした物質をいう。現在、世の中に存在する化学物質は何十万種とあり、市場で広く出回っているものだけでも数万の物質がある。プラスチックがその典型的な例だ。

 プラスチックの登場により生活が便利になった面は大きいが、自然環境で分解されにくく広く分布してしまった。その結果、我々が食べる魚介類中などにもマイクロプラスチックが発見されており、その魚介類を通じてプラスチックを食べているケースもある。

 また近年、南極に生息するペンギンの身体から、PCBという化学物質が検出されている。PCBは電気製品の絶縁体として、科学技術の発展に貢献した物質であるが、揮発性があり地球の大気循環の流れによって、全世界に広がっている物質である。PCBが体内に蓄積されると発がん性があるとされている。

 今回、2016年から2017年にかけて17頭のハンドウイルカが調査され、12頭の体内から人間が作り出した化学物質がみつかった。それはフタル酸エステルという物質だった。

 イルカに化学物質が蓄積、プラスチック添加剤

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 National Geographic: https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/091100399/

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