ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

自分で滑るスケート

2007-01-20 15:14:46 | 日記
豪腕コーチング(芸能人が短期決戦でフィギュアを目指すバラエティー番組)、BSでやっと見れました。ちょこちょこ出て来る大ちゃん目当てだったんですが、番組自体思った以上に面白かったです。ああいうの見ると、ちょっと自分でもやってみたいとか思っちゃいますね。
それと元アイスダンサーの宮本さん。前々から面白いセンスしてるなーと思ってたんですが、この番組見て本格的にファンになろうかと考え中。元相方の有川さんは、岡山・倉敷で活躍されてるんでしょうか。全日本では大上くんのコーチとして付いてましたね(大上くん国体がんばってね!何か国体も妙に豪華メンバーで大変そうだけど)。

川崎麻世氏を見て思い出したんですが、ローラースケートとアイススケートについて。
私の経験上、ローラースケートの経験がある方なら、アイススケートも普通に出来ると思います。氏の言うように、靴の勝手が違うから最初は戸惑うけど、「足下が滑る状態でバランスを取る」ことの基本を体が覚えてくれてるので、すぐに慣れると思います。
あ、でもフィギュアスケートの技ができるかどうかは別問題です。ていうかフィギュアっぽいことをやってみたい人は、ちゃんと専門家の人に習った方がいいと思います。素人が見よう見まねでやるのは危険です。
ていうか、「前に進む」こともままならない状態でフィギュアごっこやるのはお願いだからやめて下さい。怖いです。マジで。泣きそうになります。
ちゃんとスケートをコントロールして「前に進む」ってことが出来たら、ただ「前に進む」だけでもすごーく楽しいですよ。私は飽きずに10年以上、ひたすらそれやってますから(←変?)。

神林長平の「魂の駆動体」に、「車を運転するのが楽しいのは、空を飛ぶ感覚に似ているからだ。自分の足で走ってもこの感覚は得られない。人の魂は飛ぶことを求めているが、それを満たすためには車という道具が要る」という意味の事が書いてありました。
スケートもこれに近いと思います。空を飛ぶのに似た感覚を得られるから、スケートで滑ることも愛車を運転することも同じように楽しい(信号とかに気を付けなくていい分、スケートの方が純粋に楽しいかも)。
そして同時に、高橋大輔のスケートに惹かれるのも、彼のスケートに同じ力があるからかも知れないなあ……と思ってみたり。見ているだけで、まるで自分があのスピードの中にいるような爽快感を感じる。そんなスケーターを、私は初めて見たような気がします。
そういう意味でのお気に入りは、05年スケートアメリカEXのノクターン。しっとりした叙情的な曲に合わせて、びゅんびゅんかっとばして行くスピード感がたまりません。

P.S.ハリセンボンって「ライオン丸G」に出てたんですよねえ…サオリは東大目指してるし。

東京体育館がオペラ座になる日

2007-01-20 00:54:17 | 日記
タイトルは、大阪四季劇場の「オペラ座の怪人」ポスターのキャッチコピーのパクリです。

高橋くんユニバーシアード優勝おめでとう。
これで私は今年1年、フェラーリのキミ・ライコネンを応援することが決定しました(←交換条件だったらしい)。
海外の有力選手が出ていない大会ではありますが、こういう「勝って当然」と思われながら出る試合には、いつもとは違う変なプレッシャーがあったのではないかと思います。お疲れ様でした。
そして私の、以前から密かに抱いていたある疑惑が、この試合にて確信に変わりました。

『オペラ座の怪人』には、やっぱり何か憑いている。

大ちゃんがこのプログラムを滑る度、良くも悪くも『何か』が起きているような気がするんですが。
プログラム自体がドラマティックなだけではなく、演技の枠を超えて現実をドラマにしてしまう。ある意味、悪魔のプログラム。

今回は、衣装の裾を靴に固定するベルト部分のベルクロ(面ファスナーとかマジックテープともいう)が演技中に外れちゃったみたいですね。
直接点数には響かないとは言え、一旦音楽が切れた後、もう一度集中するのは大変だったと思います。それでも動じずにミスなく滑り切って優勝。大ちゃんかっこいー!!

プログラムを一つの「作品」としてまとめ上げたい彼にとっては、この中断は悔しかったかも知れませんが、でもこれでまた一つ経験値を稼いで男を上げたんじゃないかと思います。
SPで、点数も高くて順位もトップ、なのに演技の内容に満足していないというコメントを読んで、この人が今だに点数についてよく分かってないのは、多分点数自体にあんまり興味がないからなんだろうなと思いました(いつまでもこのままではダメだと自覚はしてるようですが)。
それよりも、プログラムを自分が理想とする「作品」として創り上げることが大事。そういう所がアーティスト的だと思います。

去年の12月から続いた怒濤の試合&ショーラッシュも、これにて3月の世界選手権まで一段落ってとこでしょうか。
果たして、世界選手権では一体何が起きるのか。
嬉しいドラマが待っていることを祈りつつ、溜まった画像データを編集しながらその時を待つことにします。

***

余談ですが、ユニバーシアードの公式サイトのデザインが素晴らしく必要以上にオシャレでPOPで驚きました。流石イタリア。FIATがスポンサーに入ってますね。