ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

スケートリンクに行こう

2008-04-23 10:17:21 | 日記
あっと言う間にジャパンオープンその他が終わってしまった。
そのことにも絡みたいし、角川から出てる男子フィギュア本にも絡みたい。

ついでに、最近スケートのことばっかり書いてるけど、本当はもっと特撮とかF1とかも書きたいんですよ。インディのダニカ・パトリック優勝とか、スゴいセンセーショナルだと思うんですけど、諸々あっちに置いといて。

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倉敷のサンピアのリンクの件です。
というか、倉敷の件もまだ未解決だというのに、また新たな問題が……
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2008/04/post_0938.html
とりあえずニフティのリンクを貼っておきます。
大阪での存続運動のサイトへもリンク先から飛べます。

大阪の件でスケート連盟が動いたと聞いて「倉敷は?」とやきもきしてたんですが、こちらも一応動きはあるみたいですね。

倉敷の方、最近動きがないなと思ってたら、この週末に市長選挙があるんですね。
誰が市長になるかによっても状況が変わって来るので、まずはその結果待ちという感じかも知れません。
ちょこっとネットで調べてみた所、新人の男性候補の方が自身のブログで存続への支援を明言してますね。アイスホッケーの連盟の関係者なんですね。
私は今は倉敷市民ではないので見守るしかありませんが、さてどうなるか。

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「一部の人しか恩恵を受けられないものに税金を投入するなんて」という声もあるのかもしれませんが、私はスケートリンクが「一部の人しか恩恵を受けられない」ものだとは思っていないです。
直接スケートリンクに行ってスケートをする人でなくても、あるスポーツの一分野で地元勢が活躍することで地域の活性化に繋がるなら、それは住人すべてが恩恵を受けているということになると思うので。

しつこいようですが、現在の「岡山=フィギュアの強豪県のひとつ」という状況は、過去10年余りの積み重ねによって生まれている訳です。
敢えて、「ファンのひいき目」とそしられるのを覚悟で言うならば、運良くたまたまここに出現した高橋大輔という才能は、大きな原動力となったと思います。高校卒業までここに残った彼の才能をバックアップするために作られたシステムは、そのまま彼に続く選手たちを育てるシステムとして機能し、優秀な選手が継続的に出現する土台となったという側面があるんじゃないかなと。
運良く、良いタイミングを捉えられたことでここまで来れたけど、一旦これが壊れてしまったら、次は10年かけても20年かけても、もう二度と同じものは作れないかも知れない。失われるものの価値は、金額では計れないと思います。

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今はなんだから、お金を使うことが悪のように思われているのか、出て行くお金を減らすことが至上命題のような風潮がありますが。
でも私が最近気付いたのは、「出て行くお金を減らす」だけでは手元のお金は絶対増えないってことなんですよね。お金もうけが出来る人っていうのは、「活きたお金の使い方」をしている。しかるべき時に、しかるべき所へ先行投資することで、お金が未来へ繋がる。

世界で初めて大学へスケートリンクを作った関西大学の理事長さんは、そういう意味ですごい、と「リーダース愛」を見て思いました。
あれもやっぱり、「一部の学生のためだけに何億もかけるなんて…」という反対の声が多かったようですが。結果的に、選手たちは結果を出し、大学の人気と知名度は上がり、この少子化の時代に志望者を増やすことが出来た。
安い投資ではなかったはずですが、十分にモトは取れたはずです。「活きたお金の使い方」とは、こういうことを言うのだなと思いました。
大ちゃんが「建てる、という話が出てから、本当にすぐにリンクを造ってくれた」と驚いてましたが、あの時が正に必要なタイミングだと判断したんでしょうね。デキる人は、それを逃さない。
あの判断力と行動力こそ恐るべし、と思いました。

私がここで繰り返しリンクの存続を叫んでるのは、何も自分の遊び場がなくなるからというだけではなくてですね(笑)。目先の収支に捕われて、未来への可能性を閉ざすようなことがあって欲しくないと思っているからなのです。

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とりあえず私としては、もうちょっと署名を集められないか、考えてみようと思ってます。自分と身内の分はチャリティーエキシビションの時に持って行ったんですけど、まだ足りなさそうなので。

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それと皆さん、やっぱり是非ともスケートリンクに足を運んで欲しいです。
フィギュアスケートを見るのが好きという方なら尚更、やって損にはなりません(選手の凄さが身を持って理解できます…)。
スケートは何歳からでも、誰でも始められるスポーツだと思います。
岡山には六十代のアイスガールズもいるし、娘さんをクラブに通わせている内に自分も滑るようになってジャンプをマスターしたお父さんもいるし、70歳くらいでスケートを始めたばかりだというお爺ちゃんもいます。私も友人も、スポーツはさっぱりできない運動音痴ですが、スケートは楽しんでます。
是非みなさん、リンクに遊びに行って下さい。

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拍手コメントへのお返事

4月14日
お返事遅くなってすみません。
剣さばき、美しかったですか。ジャンプばかりに気をとられがちですが、ちゃんと進化してたんですね。JOも本調子ではなかった様ですが、これからまた新しいプログラムを作って、次の段階に進んでくれるのを楽しみにしています。