ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

eye~魔性の瞳~

2008-07-02 01:27:22 | 日記
ドリームオンアイスTVで見ました。
言いたいことは色々あるけど、とりあえず最初の印象をざっくりと。
久々にイタいポエム系になりそうなので、苦手な方には避難勧告でございます。

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大ちゃんでタンゴと言えば、05-06のSP→06-07のEXと使われた「ロクサーヌ」のイメージがまだまだ強いですね。でも、全然違う。
私が思ったのは、

・ロクサーヌ→女に翻弄される男
・eye→女を翻弄する男

…というイメージです。
「ロクサーヌ」はとにかく、ファム・ファタールな女(仮名:ロクサーヌさん)との激しい恋に振り回されてボロボロになって行く男のイメージでした(そしてそのボロボロ感にいたくSっ気を刺激されてみたり/笑)。
「eye」は逆ですね。女を手玉に取り、さんざん弄んでから奈落の底へ突き落とす魔性の男という感じ。

何か、録画したのを見てる内に、唐突に「悪魔が踊る誘惑の踊り」というイメージが湧いて来まして。

その男の誘いに乗ってはいけない。
その手を取ってはいけない。
待つのは破滅。地獄の底へと突き落とされる。
分かっているはずなのに、その誘惑を振り切れない。
差し伸べられた手を、しなやかな指を、そして妖しく誘う瞳を。
…遂に手の中に堕ちた獲物を、男は嬲り、翻弄する。
悪魔の腕の中で踊らされる、獲物にとってはそれさえも至福。
そして、闇に堕ちて行く…

こんな感じですか。
アホですね私。

でも、ふと思った訳です。
天使より悪魔の方が魅力的なのは、イケない方向に人間を誘惑するためなんだろうなと。
天国には黙ってたって皆行こうとしますから。それを一生懸命引き止めて、お前ら地獄へ来いよ!と必死に誘ってるんですよ悪魔は。
ダメだと分かっていても惹かれてしまう、そういうのを「魔性」というのかなと思いました。

大ちゃんのイメージって、個人的には天国よりも地獄系だと思うんですよね。
単に色っぽいとかかっこいいじゃなくて、どこか魔的な空気があるのが魅力。
そして多分宮本さんは、大ちゃんのそういう所をよくわかってる。

嬉しかったのは、「バチェラレット」で感じたプリミティブな闇の表現、普段は近代的な理性に覆われて見えない、けれど誰もが持っている野蛮で不条理な野生の本能を覗かせるような感覚、あれがちゃんとこのプログラムからも感じられたことです。
競技用のプログラムでもこんなことできるんだー!とすごく嬉しくなりました。

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ともかくも、大ちゃんかっこいー!宮本さんありがとー!
今回は、そんな感じで。

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拍手コメントへのお返事

■6月29日12時頃
ありがとうございます♪

■6月30日8時半頃
本当に、あのフレーズが自然に浮かんでくるような生き方を彼はやってますね。