ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

FOI道とかマンボとかその他いろいろ

2011-09-02 22:56:00 | 日記
フレンズオンアイス大ちゃんの演技について、とるものも取りあえずSPについてポエムってしまった訳ですが、それ以外にも大ちゃんについて書く事は色々ありました。
何か今回妙に出番が多かった気がするというか、実際に出ている時間以上に妙な存在感があったというか。

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まずオープニング。
出て来た瞬間から何かもうかっこ良かった。
衣装が衣装と言うより私服っぽい感じで。
デニムに白いTシャツ(タンクトップだったかも?)、黒っぽいシャツというシンプルなコーディネイトでありながら、見た瞬間なんかすごいオシャレな男子がいるーー!と思ってしまった。
シルエットの作り方が上手いって言うか、「着こなしてる」感が半端ない。
やっぱあれですね。スケーターも、氷の上でだけかっこよくキメようとしてもダメですね。普段からお洒落してセンスを磨いてないと、衣装をかっこよく着こなすことはできないんだなと変に納得してしまいました。もちろんダンスもかっこ良かったですよ。ただちょっと私のいた席から遠かった(涙)。

そう言えば先シーズンの大ちゃんは髪型がアンクっぽいとさんざん言われてたような気がするんですが、今回の大ちゃんは寧ろ伊達さんぽく見えました。髪型とか髭とか何か全体の雰囲気が。オーズ見てる人だけ分かって下さい。

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第一部のトリが大ちゃんの新SP。休憩時間にFOI恒例お楽しみ抽選会を挟んで、第二部最初のグループナンバーが「みんなで踊ろうたのしいマンボ」。
荒川さんが目の前でマンボを踊っている…ガン見したいのに、もうちょっと向こうで大ちゃんが妖しく身をくねらせている訳で。もう一組目玉が欲しいと切実に思いましたあの時は。
みんなで「ウッ」のポーズを決めた後、ステップ冒頭の客席を煽る所が鈴木明子ちゃん。そう言えばウエストサイドストーリーにもマンボの部分があったっけ。流石の貫禄でした。
そして大ちゃんとボーンさんでノリノリステップ。もう、楽しい楽しい。ノリが良いだけじゃなくて、ちゃんとスケートもダンスも上手いんだもの二人共。

これはあくまで私の憶測ですが、今回は色々あって余り準備期間が取れない事もあり、スケーターたちがお遊びでやっているフリ真似をベースにプログラムを作ったのかな?と思います。楽屋ネタではあるけど、でもその楽屋はファンが皆「見せて~」と思ってる楽屋で、ある意味ニーズに応えている。
それにやっぱり、滑った選手と振付けした本人の競演って夢ですよね~。
あと、ちょっとだけ鈴木明子ちゃんと大ちゃんの競演もありましたね。個人的に、企画もののペアで見たいのは大ちゃんと明子ちゃんのウエストサイドストーリーです。トニーとマリアじゃなくて、ベルナルドとアニタでがっつり踊って欲しいです。

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マンボの後で大ちゃんがマイクを手に取り、ゼーハー言いながらget the chance枠の紹介。
チャンスを掴んだスケーターの演技を挟んで、次のプログラム。

氷上に現れたのは、去年好評を博したヤマト・ナデシコさん(通称ヤマコさん)。どっかで見たようなチェックの衣装と、おやすみのポーズ。そして流れる「道」のテーマ曲。
冒頭のつまづく場面でそのまま転び、誇張したパントマイムをノリノリに演じるジェルソミーナヤマコさん。サーキュラーステップの所ではステップそっちのけでパントマイムに全力を傾け、ジャンプが続くパートでは男らしくジャンプを飛びまくるヤマコさんが力尽きて倒れた(?)ところで…。

懐かしの「道」衣装に身を包んだ大ちゃん登場。着替えるの早いんだね。
それにしても、さっき着てたマンボの衣装に比べて、やっぱり道衣装は若く見える。ていうか可愛い。毛布抱えてリンクに入ってくるから余計に可愛い。
倒れたジェルソミーナヤマコさんに毛布をかけ、ストレートラインステップを。

なんていうか、優美だ。
私スケートに関しては素人なんですけど、本当に今回の大ちゃんのスケートには、スピード感や力強さに加えて、ゆったりとした余裕のようなものをすごく感じました。
ドラマティックで、尚かつ優雅なストレートラインステップ。オリンピックのあの感動再び。そして最後のスピンでフィニッシューーという所でヤマコさん復活。

スピン中の大ちゃんに毛布を被せる(!)→大ちゃん倒れる→ヤマコさんフィニッシュのポーズを決める。そしてガッツポーズを決めるヤマコさんに詰め寄る大ちゃん。その大ちゃんに無理やりキスするヤマコさん。→大ちゃん再び倒れる。→一緒に毛布を被って寝るヤマコさん。→場内大盛り上がり。

お前らバカだろ(←ホメ言葉)。

更に最後の挨拶でもやたらキスする小さくて可愛いザンパノと、デカくてイケメンなジェルソミーナ。キャーキャー喜ぶ観客席。「キモくありません!これは至高の愛の形です!」よく分からないフォローをするナレーション。
大丈夫です。どっからどう見ても体育会系バカ男子の悪ふざけにしか見えません。

多分これ、毎年恒例の岳斗先生イロモノ枠に大ちゃんが巻き込まれたんだと思いますが、岳斗先生の芸達者っぷりと大ちゃんのノリノリっぷりで場内大盛り上がりに。最後のコントでは、大ちゃんも中々のコメディアンっぷりを発揮してました。
そしてさりげにストレートラインステップは、今迄生で観た中で一番素敵だったかも…(余力を残してたからだというのもあるかもですが)。

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フィナーレは…正直楽し過ぎて訳がわからなかったです。
大ちゃんがいつものようにノリノリで踊ってたのと、一回だけ私の席の近くに来て煽ってくれたのを朧げに覚えているような…。

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それにしても「マンボ」といい「道」といい、思わず真似したくなるような印象的なプログラムに恵まれてますね、大ちゃんは。
シーズン終わってから多くのファンの間に強く印象に残るプログラムって、必ずしも好成績を納めたプログラムだとは限らないんですよね。振り付けたカメレンゴさんやボーンさんのセンスは勿論だけど、やっぱり大ちゃんの表現あってこそのインパクトなのかな、と思います。
マンボなんてほんと、こんなショー向けのプログラムを良く試合で滑ったもんだと改めてびっくりでした。「道」も、ヤマコさんの熱演を見ながら、本当にパントマイム多かったんだな~と(ヤマコさん倍くらいに増やしてましたが)。あれを足元はギュンギュン滑りながらやってたんだから今更ながら驚き。

新シーズンも良いプログラムに出会えると良いですね。
SPが個人的に余りにもツボにハマったので、FSのハードルがぐぐーんと上がってしまいましたが、期待してまっせカメレンゴさん。

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