中潮、満潮10:45/干潮17:12。7:00出航。宮島裏へキスを釣りに出かける。夏はキス、あまり釣れないぶんぶん丸でも釣果が少し期待できる。前回はやや小振りだったが、今回は少し大きくなっていた。もっともこの時期釣れるのは産卵のため浅場に来ているからだ。取り込んだキスにはすべて子が入っていた。複雑ではある。
釣具店に海ゴカイが無く、青虫で釣る。みんなキス釣りだろうか。海ゴカイより大きいのでエサ持ちはいい。アタリは小さくキスとは思えない弱い引きだ。しっかりアタルのは決まってベラか磯ベラ。外道は他に、お決まりの小鯛にコチとカナコギ。満潮前でアタリは止まり、5時起きなので早々に引き上げた。夕飯には十分の数だ。定番の塩焼きと天ぷらにゼロナマを付けた。
中潮、満潮12:23/干潮19:04。8:00出航。少し早いと思ったが、宮島裏にてキスの魚信を探るつもり。港を出ていきなりエンジンからアラーム。水の出が悪く異常事態。港に連絡して来てもらう。ときどきこういうことが起きる。船を持ち帰らないと原因が分からないという。船を交換してくれるというので、マリンの船で出発することになった。アジロに到着したものの、ウインチがない。重いイカリを手で引っ張るのはしんどいし、抜けなくなったら怖い。しかたなく流して釣ることに。風もあり満ち潮で流れは速い。まだあまりアタリはなかった。
以前は場所によってギザミも良く釣れたが、15cm~25cmキスばかり十数匹の釣果。早々に引き上げる。少なめだが天ぷらと塩焼きで堪能した。北西の風で大野浦の方が波、風とも強かった。キスはこれからがシーズン。少し期待している。写真を忘れたので以前の同じ場所。
免許を取るのは比較的簡単。免許を取るというより、買うに近い(10万くらい)。だが、ボートを持つのは夢だ。免許の講習を受けているうちに、ボートを持とうという気力がなくなった。若いうちにと思って免許を取ったのが1986年、会社で講習を受けることが出来た。4級船舶だったが、改正で現在は2級。限定ジェットスキーもできたようだ。ボートを買ったのは2003年。実に17年間、1度も乗ることなくペーパードライバーだったのだ。途中失効したが、車の免許と違い講習を受ければOK。
広島では船が置ける場所は限られている上、高額だ。ボートを長期間放置していると不安だから、月に2、3回は乗ることが必要。このノルマがなかなか達成できない。3、4年も経つと2、3カ月に1度ということになりかねない。現在まさにこういう状態。メンテナンスも怠れない。海の上でエンジンが始動しない、経験したくないものの一つだが一度ある。海上保管では船や船底の掃除など定期的に行わなければならない。台風も気になる。とうてい一人でまかなえるものではない。
ボートを持つきっかけが出来たのは、仲間が出来たこととインターネットとBOAT FISHING(雑誌)のおかげだろう。労せずしていろいろな情報を手に入れることが出来る。船を買う前に、当然置く場所を確保しなければならない。陸置きで比較的安いマリーナをBOAT FISHINGの広告ページで見つけた。ガソリン注入やメンテナンスもお任せだ。インターネットで安い船を見つけたのも動機となった。釣りがメーンなのでフィッシングボートにした。小さいながらトイレも完備する。なにより家人がこれほどの釣り好きだったとは、思わぬ発見。共通の趣味などないと思っていたが、60を前に一緒に遊べることが増えた。
今年5年目、初めての船検を受けた。3年目には中間検査がある。といってもマリーナ任せ。どんなことをするのか、立ち会ったことがない。新しいシールが来ていた。車と違い検査や所有に税金はかからない。3年ごとの検査料(3万円程度)だけだ。
運転は簡単、ただ桟橋に着けるのはなかなか上達しない。難しく毎回緊張する。運転の楽しさなどはない。水面は意外と硬く、乗り心地は悪い。海は危険だし、寒い。天気予報で風力と波高は事前に調べる。波0.5m以上では出ない。波が0.5m以上だと、船が軽いので釣りにならない。ポイントをあまり知らないので行動範囲は狭く、釣果は芳しくない。120リットルタンクで、半径60キロまでの範囲が最大エリアだ。100馬力4サイクル船外機、ガソリンエンジンで燃費は車とは比べものにならないくらい悪い。リッター1キロちょい。1回の釣行で平均2、30リットル消費する。せっかちなので海の上でのんびり、とはいかない。