またまた踏み台。足が不自由になった父親のため、玄関に踏み台を作ることになった。前回と同じ工法。玄関は巾が1640mmと長い。楢(ナラ)の1800×180×30mm2枚と1800×120×23mmを注文する。楢はすこぶる重い。ラフ材のため、まず大まかなサイズを切り出して自動鉋に掛ける。板接ぎした後に長さ巾とも目的のサイズにする。巾は成り行きで350mmほどの予定。素人の道具ではしんどいサイズになる。一枚物を使いたかったが自動にかからない、手鉋は無理。後知恵ながら一枚物を半裁、削った後、接いだ方が木目がそろった。
- 板の長さを1640mmで切断
- 巾をそろえる。1枚約175mm前後を確保
- 自動鉋にかけ厚さをそろえた
- 板接ぎのため木端を手押しに掛けたいのだが、これが大変。材が重く長いためカネが出ない
- 急遽、直角手鉋に改造(板をクランプで挟むだけ)で何とかこぎ着ける
- 板接ぎ、念のためクランプを何本か使用
- 裏にミゾキリ(21mmのカッター)で25mmの溝を掘った後、フェンスを立てトーリマーで蟻溝にする。脚(タモ集成材にもルーターテーブルで現物合わせしながら蟻ホゾを入れる)を入れる。脚の方の蟻が長かったのか少し浮いてしまったが動くことはなかった
- 脚を入れた後、天板を手鉋で削る、目違いもほとんど無かった
- 前板をダボと接着剤で止めた。あらかじめ鉋とペーパーを掛けておく、後からではやりにくい
- 塗装はWATOCO オイル(ナチュラル)をたっぷり塗り、30分後余分なオイルをウエスで拭き取る。24時間後もう一度今度は少量のオイルを塗り30分後拭き取った。BRIWAXを掛けるつもりだったが、滑ってはと思い中止
板はネット購入のため、木目も色もそろわないが仕方ない。途中に節などあり良さそうな方を表に使った。このため板接ぎは木表同士。鉋も腕も悪いので逆目で掘れているところが何カ所か出てしまった。木端の水平は長い物指しが無いので丸ノコクランプを乗せてすき間を見た。脚の蟻も同じ深さのトリマーで切りたかったのだが、溝の巾を大きくしすぎたので使えなかった。このため深さをそろえることが出来なかった。若干すき間は出来たが十分止まっている。ダボ位置を決める道具(押しピンみたいなやつ)は各種サイズがある。ダボは10mm×30mmを使用した。ダボの入る片方の穴を掘り、ピンを入れてもう一方の板を乗せて軽く叩きマークする。当然のことながら穴と同径のピンを使う。初めてだったが、4本とも位置は合った。