goo blog サービス終了のお知らせ 

masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

差別意識

2010年02月03日 | ひとり言
電車通学だった高校生の頃、(うげっ!もう30年以上も前の話しだァ(@@;))
下校途中の駅で、同じ車輌(ドアひとつ向こう)に障害者の女の子とその母親と思われる女性が乗車してきたときのコト。

私の隣に居た中年女性二人が眉をしかめてヒソヒソ話をし出した。
私と目が合った一人が、「あんなのが乗って来たらうっとうしいわねぇ」と言ってきた。

すかさず「お前らの方がうっとうしいんじゃ」と言い返して、おばはんモトイ、その女性たちの目を白黒させたこともある。(ガラの悪い女子高生ですね^^;)


差別意識は、私には無いと思っていた。

~~~~~~~~~

店(GS)の前は通学路になっていて、登下校の子供たちが通る。
転んで怪我をした子には軽く手当てをしてあげたり、家までトイレを我慢できなくなった子にはトイレを貸してあげたりもする。

もう10年以上前の話になるけど、知的障害(?)の子がしょっちゅう店に遊びに来ていた。
「自転車の空気入れて~」とか、「何してんの?」と言いながら作業を見ていたり・・・。

ある時、お客さんから「お宅の子?」と訊かれて 「いいえ、近所の子です。」と答えた。

このやり取りだけ見たら、単に事実を答えているだけの何気無い会話。

・・・だけど

この後、私は自分自身に苛まれることになった。

「お宅の子?」と訊かれた瞬間、自分の子だと思われる事を(嫌だ!)と思ったんだ。

それに気がついた時、愕然とした。

優しく接しているつもりだったけど、何だ!善人ぶっていただけじゃないか!
お前(私)の心の中は醜いじゃないか!

ズドーンと自己嫌悪。
心の中は鉛のよう。


この心の中の鉛を取り払うのに結構な期間を要した。
もしかしたら、今もまだ僅かだけど鉛が残っているのかも知れない。

心の中の鉛がキレイさっぱり無くなっているかどうかは、あの時と同じ場面に出くわすか、又は自分に障害を持った子が生まれるかしない限りは、本当には確かめられないのだろうと思う。