masumiノート

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今朝の夢

2010年12月04日 | 日記(その他)

遊園地だか動物園だか、ともかくそんな○○ランドのような所から小学生低学年くらいの男の子と女の子が出てきた。
その後を追って、母親だろうか・・・
入場門を振り返って子供達に戻るように言っている。

男の子の方が、振り向いて視線をランドの奥へやりながら「あんな所に居るのはもう嫌だ」と言う。

どうやらそこは秩序の全く無い、ただあるのは喧騒の世界。

そこに居れば飢えることからは免れるようだが、人はもはや人では無く獣に成り下がっている。というより獣にならなければそこで暮らすことは不可能なのか。

ランドの中は飽食の世界だ。
猛獣の檻の前に生の分厚いステーキ肉や色鮮やかなフルーツが無造作に積み上げられている。
しかし又、人間も猛獣の餌にされているのではないかという疑念が頭をよぎる。

オトナもコドモも無我夢中で我先にと遊具に群がる様は確かにまともな神経ではいられない。


「とにかく自宅まで帰れば何とかなるだろう」
母親は意を決したように子供と共に歩き始める。
ふと振り向くと、教師だろうか。入場門の前でスラリとした理知的で優しそうな若い男性が小学生の児童を10人程連れて、さてこれからどうしたものかという思案顔で立ち尽くしている。

母親は、一瞬声を掛けようかと思ったがそのまま二人の子供達と歩き出した。


知らないうちに隣に誰かが歩いている。子供達の父親だろうか。
その男性が、道端の雑草を見ながら呟く。
「薬になりそうなものは揃っている。これなら大丈夫だ。あとは食料を確保するために畑をなんとかしなければ」

しんと静まり返った街を歩いていると辺りが薄暗くなってきた。
「子供達は?」

二人して振り向くと(何故かこの時は二人とも男性)
20メートルほど後ろを、家々を覗き込み、じゃれ合いながらついて来ている。

ほっとしながらも「そろそろ今夜の寝床を確保した方がいい。暗くなると野犬も現れる」と隣の男性に声を掛けながら角を曲がると、ゴミステーションでゴミを漁る黒い犬が気付いて牙を剥いた。幸い群れでは無く1匹だ。

ひとりが「子供達を!」と短く叫び、黒い野犬に対峙する。
もうひとりの男性は泣き出した子供達を梯子の上に登らせ、そこから動くなと諭している。

野犬を追い払ったあと、近くの民家に宿を求める。
土間のようなところに、ところどころ茣蓙やボロ布を敷いてある。
入り口近くに腰を下ろす。
目の前には痩せた老婆がちょこんと座り、その横には全裸でボロ布の上にうつぶせになっている男性。歳は取っているが老婆ほどでは無い。時々痙攣したように動くので生きてはいるのだろう。

そして入り口近くに、これもまた全裸のお腹の大きな妊婦が仰向けに寝かされている。
腕や足から血を流しているが、擦り傷程度で大した事は無さそうだ。

不思議なことに、その妊婦は首から足の付け根まで、胴体だけがすっぽりと水の中にある。
何故この水は形を保っているのだろうと男はぼんやり考えるが、子供たちに何か食べさせてもらえないだろうかと老婆に頼む。
老婆は「一晩泊まらせてやるだけでも有難いと思え。食べるものは無い」と無表情で答える。
男性は頭を下げた。

そう言えば児童たちを連れたあの若い男性はどうしているのだろう、みんな無事だろうかと思いながら妊婦の方へ目をやり、その水が何故流れずに妊婦の胴体を包み込んだ状態でいるのだろうと不思議に思いながら眺めていると、それまで静かに眠っていた妊婦が苦しみだした。

腹部が波打っている。お産が始まったようだ。
老婆が「可愛そうに、こんなところで生まなければいけないなんて」と呟きながら、どこからか金タライを持ってきた。
「お湯も無い。何も無い。こんなものしか無い」と言いながらその金タライを妊婦の足の間に差し入れる、と同時に膣からヌルリと胎児が出てきた。

老婆は宝物のように胎児を抱いて、大きなボロ布を何枚も重ねた中に潜り込み、あやしながらゴソゴソと何かしている。

へその緒の処置はどうするんだろう・・・・

<アラーム音>