2月27日 燃料油脂新聞
先日の新出光しかり・・・
元売さんたちは、この動向を真摯に捉える必要があるのでは?
昨日もこうちゃんが当店の特約店からのFAXの仕切りと業転の単価を比べて、
「やっぱり高過ぎるわ。業転と8円も違う・・・」と溜息をついていた。
あんまり値段が高くなると消費者も単価に敏感になるので転嫁しにくくなるから、粗利を抑えるしかなくなってくるんだって。。。
他の小売業のように売り上げの何%が粗利、ではなく、
1リッターいくらの粗利なので、売値が上がれば上がるほど粗利率は悪くなる。
(以前も書いているけど)
それなのに、クレジットカードの場合、カード会社に支払う手数料は、利益ではなく売上金額に対して何%というカタチで取られてしまうのです。
ガソリン価格の高騰は
消費者の買い控え、粗利率の低下、カード手数料の負担増、というトリプルパンチ。
一般的に小売業は売上の20-30%の粗利があると思われているので、
消費者からは値上げの度に「お前んとこは儲かってしかたないだろう」なんて厭味を言われることもあるのですが、とんでもない誤解です(--;
今日の燃料油脂新聞にも「常識外れのSS商売 永遠に理解されない」として、
ディスカウントショップでも10-20%の粗利を確保しているのにガソリンの粗利は約7%しかない、と、SSマージンの低さについて書かれていました。
7%ねぇ・・・
ちょっと計算してみたんですが、前日まで当店の粗利率、3%でした...Σ(|||▽||| )
・・・消費税より低いじゃん(;´д`)トホホ
あ!ちゃうちゃう\(;゜∇゜)/
書こうとしてたコトはこれじゃなくて・・・(;^_^A
新出光にしてもそうだけど、やはりこの系列と非系列(業転)との圧倒的な価格差から、元売マークを下ろしてPBや無印となる販売店が増加しています。
新設も“PBで”というところも。
今でも、来店客が元売カード(発券店値付けカード)を提示しながら「これ、使える?」と訊かれることがよくあります。
ENEOSのマークを見上げながら、「このマークのトコロでコレ、使えるハズだよねぇ?・・・断られるコトがあるんだけど?」とか・・・
あと、「コレ使える?」に続いて、「あー、良かった~!ガス欠になるとこだったよ。このカードを使えるマークのスタンド、少ないよね」と言われるコトが多々あります。
一応全国的にはENEOSマークのスタンドが一番多いことを伝えますが、
「元売さんはこういう昔ながらのスタンドを蔑ろにする施策をとってはるみたいで・・・、みんな店閉めてどんどん廃業していってますからねえ。
これからも、もっとスタンドの数は減るでしょうから、
今以上に使えるお店を探し出すのが大変になるかも知れませんねぇ~。
それか、このカードを使えるのは大型セルフだけになるかも知れませんね~」と、ご説明させていただいておりますです。ハイ。
因みに、「断られるコトがあるんだけど?」という呟きには、
「それは販売店に決定権がありますから。・・このカードは実際に給油した店には給油代行手数料しか、入ってこないので、敬遠するお店も多いようですよ」と、このように返答させて頂いておりますです。ハイ。
もちろん赤字の部分には力を込めさせて頂いておりますですよ、ハイ。
なので、そのうちに消費者からのクレームが元売さんに届くようになるのではないかな・・・と目論んで、モトイ、心配しておる次第です。。
おっと!、もちろん消費者から元売へのクレームは↓こんな感じね(笑)
「 快く給油してもらえるように発券店値付けカードの給油代行手数料を引き上げて! そして油外商品の売上も目減りさせずにそのまま販売店へ渡るようにしなさい!」
「地場の系列販売店が存続できるように、系列、非系列の仕切り格差や、系列内の差別対価をなくして公平公正な仕切りにしなさい!」
「ブランド料???何をふざけたことを言っているの!? そんなものを何故消費者の私たちが被らなければいけないの!?」
ついでに、
「長年、販売店に油を売ってもらって巨額の利益を得た元売は、地下タンクの補助金で足りない分を負担してあげなさい!」
まぁ、こんなトコですかね。
(6 ̄  ̄)ポリポリ