masumiノート

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業転買いへの圧力強まる

2012年09月01日 | ガソリンスタンド

特約店からマーク剥奪示唆 (命がけの会社防衛が使命)

最大手元売傘下のSSで業転購入割合が増えるとマーク剥奪や元売カードの利用停止が通告される事例が昨年以降後を絶たない。

最大手元売系列以外の兵庫県内のある業者から、生々しいサインポール外しの実態を聞くことができた。

「昨年末に特約店から“系列仕入れがあまりにも少なすぎるので、サインポールを外すリストに含まれていますよ”と連絡があった。
“それではそのリストを見せてほしい”と言い返すと、慌てた様子で電話が保留になり、その後“そういうリストは存在しないので、見せることは出来ない”との回答があった。
“先ほどリストに含まれていると言ったのに、リストが存在しないとはどういうことか”と問いただしたところ向こうは言葉を濁した」という。

その後も両者の話し合いはまったくかみ合わず、平行線のまま10ヶ月近くが経過したが「一時は裁判所で司直の手に委ねることを覚悟していたが、その後特約店から一向に連絡はない」とのことで、サインポールを掲げたままにしているという。

<中略>

「元売と特約店契約を解除して以降、マークへのこだわりはないと言い続けてきた。
元売関係者はわたしの敷地内には一歩も踏み入れさせたくないので、本気でサインポールを外したいのならヘリコプターで取りに来ればいいと伝えた。
業転を買わせず、競争力のない高い系列玉だけでの販売を強要すればまともに商売ができるはずもなく、いずれ殆どの地場業者が淘汰されるのは明らか。
元売はシェア争いに固執し販売量だけを考えれば良いかも知れないが、われわれは命がけで会社と社員の生活を守る事が使命だ」と業転購入の正当性を主張する。

元売が系列店に対して一方的にマーク剥奪通告を行うことは優越的地位の濫用と考えられるが、
元売自身が流す業転の購入しか業界で生き残る道がないというSS市場の問題点の解決こそ最優先されるべきで、
多くの矛盾と課題が残されたままの現在の仕切価格制度について今一度考え直す必要があるだろう。

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ここでは私の感想は何も書かないでおこう。
もう既に何度も書いてきているし・・・


それより、冒頭の一行を読む限りでは最大手元売は自社系列販売店に対しての指導はきっちり為されているという印象を受ける。
そして、最大手元売以外の系列販売店“が”、業転を取りながらサインポールを掲げたままにしているという印象を与えようとしている?

元売の統合、再編がまだ進むとしても、最大手元売が君臨することになるでしょう。



8月21日、朝日新聞に“業転”の文字が載った。
8月30日の大手新聞広告に「安定供給」の文字が使われた・・・



どう転がっていくのかな