政治家に聞かせてやりたい。
今日の燃料油脂新聞に掲載されていた記事です。
「避難先から商品代金支払い続ける店主」 いわき市
燃料商社の営業担当者がつぶやく。
「原発の被災で福島県沿岸の店舗の営業を諦めて避難している経営者が複数おられるが、避難地でバイトを続けながら震災日の3月11日までの未払いの商品代をコツコツと送金してくれている方がいる。本当に頭の下がる思いだ。人として本当に立派な方だと尊敬している」という。
ご本人が避難して当該地から送金をはじめたことを確認して、当の商社は「結果として、御社だけではなく多数の販売店が消失しており、未払いは損金で計上するから無理しないでよい」という声を掛けたが、その後も送金は続いているという。
東京電力からの見舞い保障金なども1人当たり10万円相当が支払われているというが、そのほかに臨時職などに就いて、それでも商売人のプライドが許さないのだろう、送金を続けているという。
これには関係者も気付いており 「あのオヤジらしい。まことに立派な態度だ。額の大小ではないだろう。ご本人の意地と当該商社に世話になったという思いがあるはずだ」と共感を表す声が出ている。
(いわき市=福島)
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恐らく売掛金の回収は諦めておられることでしょう。
それでも自分が買った商品の代金は支払う。
それも被災者でありながら
店も家も失い、避難しながら、です。