雨があがった(^^)...マックちんのお散歩で。
「無借金」のうちに廃業 タンク改修断念(和歌山市内業者)
和歌山県では着工しているケースを含めセルフSSの新設出店が計画されなか、昨年から改正消防法にからむ老朽タンク改修義務を理由に廃業するSSが相次いでいる。
改修義務の猶予期間が完了する今月末での廃業は近畿他府県にくらべ多い。
子会社の強化よりも果たすべき責任あり(記者の眼)
◎・・・特約店選別を済ませた元売が今後力を入れていくとみられるのが、既存SSのさらなる統廃合を含めた“スクラップアンドビルド(S&B)”によるセルフSSを中心とした子会(販)社の強化。
このことから元売にとって既存業者の存在はそれまでの「つなぎ」のようなものか。
系列業者に対して販売量確保を声高に叫ぶ姿から元売の最大の関心は「量販」以外にないことを想像するのは難しくない。
◎・・・系列の中小業者への関心のなさは、今月に迫った老朽地下タンクに関する規制に対する姿勢からもうかがえる。
国からの補助はあるものの補助率は三分の二(※1)、また1SS当たりの補助金にも上限額がある。しかも全体の予算額も決まっており「早い者勝ち」。対象となる全SSが補助金を受けられるわけではない。良くて三分の一、悪ければ全額「自腹」となるのが現実だ。
◎・・・同地下タンク問題に絡み、問題となっているのが過疎化における「SS存続」問題。
山間部や島しょ部など人口が減少、また高齢化している地域では現時点でさえSS過疎化が問題になっているなか、これで唯一のSSが閉鎖に追い込まれることにもなれば、地域住民の生活はもちろん生命の維持に危険が迫る。かといって自腹を切ってタンクを直し赤字でも頑張れというのは酷な話。
国の補助金だけでなくこうした地域のSSには何らかの支援が欠かせない。(※2)
◎・・・新年会の席上、各元売は「石油は命を支えるなくてはならない物資」 「サプライチェーンを維持して安定供給に努める」と口を揃えている。言うからには業者任せにすることなく実行してほしい。
月間20-30キロリットルのSSでも地域にとって欠かせないSS。効率が悪いのは百も承知だが業者だけの力には限界がある。
石油という生活必需品を扱う資格をもらった企業としての責任もある。
※1:今年度の補助率。
※2:過疎地だけではない。SSの数は充分でも小口配達を続けている店が閉鎖になれば、そこから配達をしてもらっていた独居老人などはガソリンスタンド過疎地にいるのと変わらない。
お客さんは元売のマークを掲げている店は「=元売」だと思っている人が多い。
だから元売のマークを掲げている店は元売が面倒を見てくれていると思うみたいで、「(改修費用を)親会社(元売)が出してくれるんやろ?」なんて言う人もいる。
「とんでもない!元売は私たちのような個人の店を潰そうとしているくらいだから1銭も出してくれませんよ。それが証拠に防火壁を見てください。ペンキが剥がれてボロボロでしょう。規制緩和以前は数年に1回定期的に塗り替えてくれましたけど、規制緩和で自分が小売も出来るようになってからはホッタラカシにされてます」とmasumiさんはお答えしています。
※マーク(カラーリング)商標の問題で自分で勝手に塗り替えることは出来ません。
全石連が賀詞交歓会開く 関会長「自助努力」を強調
販売業者の「自助努力」と「自己責任」によるSS経営の重要性を強調・・・
(1月21日 燃料油脂新聞より)
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「自助」という言葉は、元々は防災の意味で使われだした言葉ではなかったかしら?
先ず自分の身は自分で守りましょう。(タンスなど家具の固定や防災グッズ常備など)
次に地域でお互いに助け合いましょう。
そして最後に公的機関を頼りましょう。・・・みたいな。
「自助努力」「自己責任」って言葉はハンデを背負わされているモノに対して使う言葉ではないと思うんだけどナ。
まぁ・・・元売さんと同じホニャララだから、こう言うしかないのかな?
組合の幹部とか全石連の会長さんのこういう言葉は・・・
「自分で出来ること(業転玉の浮気買い)を、自己責任で行いなさい」っていう意味かな?
「自己責任だからね、マーク剥奪されてもこっちは責任を負わないよ」・・・みたいな?
まぁ、他の意味だとしたら既に実施済みなんで、上から言われる筋合いはないわね(笑)
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初めてご訪問くださった方へ
このブログの現在一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降のガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。