>報告によると、各社はブランド料引き下げに向け一層の効率化とブランド価値の強化に努めていく考えを示し、
昨年の5月、エネ庁のヒアリングに対して元売は「ブランド料の引き下げに努力する」と答えていました。
間に合うかな?公正取引委員会に期待!
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/3445d3f592c7a2f419424fbbd5d38f6b
しかし残念ながら、その後引き下げになるどころか、4円だったブランド料は5-6円になったところもあるようです。
そして今回の公取委の元売への「系列販売店の業転仕入れを認めよ」という求め
公取委というより自民党のナンチャラの圧力のような感じですけど、全石連といい自民党のナンチャラといい、どういう了見なんでしょうねぇ?!
そうそう、それはそうと全石連の会長さんがおっしゃった「系列でも業転から仕入れてもいいようにしてくれ」
これ、前以て組合員の意見を聞くようなアンケートとか取られたんでしょうか?
当店にはそういったアンケートや意識調査はありませんでしたけど?
組合の一番偉い立場の方が、組合員の意見も聞かずに勝手なことをおっしゃられては困りますねぇ...
ー7月1日 「ぜんせき」の論説、「系列1SS530万円の意味」より一部抜粋ー
530万円多く負担させられた系列SSは、売れ行き不振という全体構造の中で、低価格攻勢を仕掛ける一部SSにより、多くの地域市場が安値スパイラルに陥り、小売粗利がみるみる縮小する事態に直面している。
減販の幅が地域密着SSほど過度に出てその経営を揺るがしている構造だ。
地域生活者も困る。
中距離で移動できるユーザーが、購買行動を安値量販SSに振り向けるようになった結果が、地域SSの廃業につながり、SS過疎地の急増を招いている。
地域に残る高齢者は困窮する。
寒冷地ならば、それは死活問題となるからこそ、政治問題となるのだ。
低価格攻勢に出る一部SSがPBだった場合、系列玉縮小ー業転玉拡大という構図となり、元売の収益基盤が一段と弱くなる。
この構図を断ち切らない限り、元売も収益を棄損し続けることになる。
実は、多くのSSは、業転購入を欲しているのではないだろう。
系列と業転の大きな値差に対して、「NO!」と言っているのだ。
これほどまでに値差がなければ、まだ生業として継続できたSSもあろう。
地域生活者も、生業SSも、元売も、報われるような流通の仕組み、卸価格の仕組みが求められている。
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多くのSSは、業転購入を欲しているのではないだろう。
系列と業転の大きな値差に対して、「NO!」と言っているのだ。
これほどまでに値差がなければ、まだ生業として継続できたSSもあろう。
そうです。
「系列店でも業転玉を仕入れても良いように」なんて、思っていません。
全く違います。
「系列は正規の系列ルートの仕入れでやっていけるように」
値差はあって当然だけれども、あまりに大きすぎること(3者店の時点で最大10円超)が問題なのだと言っているのです。
地域生活者のためを思って、系列100%仕入れを貫いたがために廃業するしかなくなった同業者のためにも(※望んでおられないかも知れませんが)、「そういうことだったのか」と知ってもらうためにブログを書きます。
★記事「ブランド」へのコメントの返事を少し変えてこちらにも載せます。
品質保障も安定供給も元売カードやPOSシステムにかかわるコストも、全て元売としての当然の責務だと思います。
普通それらは当然商品代金の中に含まれていて、わざわざ別に請求するようなものではありません。
“ブランド料”なんていうものは、系列と業転という2つの流通経路があるがために作り出された、“元売の言い訳”“後付の理由”だと思います。
だから元売から出る玉は1本化するべきなのです。
そして元売のマークを掲げて商売をする店はマーク使用料としてリッター当たり1-2円(諸意見があるかと思いますが、私は1-2円が妥当かなと思うので)を上乗せされる・・・
それから特約店制度は廃止して、組合かそれに代わるものがその業務を担う・・・
特約店制度が廃止できないのであれば、この中間マージンにも(と言うか、こそと言うか)公取委や政治は口出しすべきだと思います。
とまぁ、これが一番簡単で消費者にも分かりやすい方法じゃないかと思うのですけど。
それから、
他社買いを知ったからといって、お客さんは離れていったりしないと思いますよ。
それよりもお店が無くなることの方が困る。
もうガソリンスタンドの減少はそういうレベルです。
それにもしかしたら消費者の中には「業転でも何でも入れて安くしてくれ、そして無料サービスをしてくれ」と思う方もいるかも知れません。
だけど、元売のマークのお店で、同じお金を払うなら、「業者間転売ルートで流れてきたものよりも正規ルートで流れてきたものの方が安心できる」という方の方が多いのではないでしょうか。
それより何より、系列販売店が系列仕入れでやっていければ、それに越したことはないのではないでしょうか。
どうして「業転を仕入れて生き延びる」ことに拘るのでしょう?
どうして「系列は正規の系列ルートの仕入れで生き残れるように」、とならないのでしょうか?
・・・
もうこの辺で元売と超大手特約店(+自民党のナンチャラ)との蜜月関係に誤魔化されることは終わりにしましょうよ。
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初めてご訪問くださった方へ
このブログの一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
「masumiノート Tカード」というふうに、「masumiノート」にプラスして「業転」「仕切り格差」「差別対価」「発券店値付けカード」「担保問題」「不良債権の軽油税還付不公平」・・・とキーワード検索して頂ければ大概のことは記事にしてあります。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降のガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。