仕入れの努力は過去記事でも書いています。
この日も特約店マージンについて批判しました。
ところで、
ブランドさんにお聞きします。
3者店が特約店に対して行う、仕切り交渉という“仕入れの努力”が叶うのであれば、
軽減措置認定を取り消されたり、マークを下ろさねばならない結果になるかも知れないのに、
何故これほど業転玉に手を出す3者店が多いのでしょうか?
>業界の仕組み自体おかしいのですから
はい、ですから「仕組みを変えよう」と書いています。
>正論ばかり言ってもしょうがないと思います。
(???きょとん???)
この場合、正論以外に何をどう言えば良いのでしょうか?
>私がお客だったら~~~~~安いのしいれて売ってちょうだいといいますよ。
そういう類の消費者は既に他店の顧客になっています。
何も知らなかった消費者から悪徳業者呼ばわりされても系列100%仕入れの高値でこれまでやってきたのです。
確かに過去には、この業界の歪んだ流通の仕組みを知らない方が自分の勤め先に対して、高値の弊社との取引をやめるように進言されたもおられたようですが、これも以前書いたようにお蔭様で取引は継続させて頂いております。
このように、高値でもやっていけるだけのお客様が当店には付いてくれているのです。
「安く売れ」?
業転玉等この業界の歪みが公にされた今では尚更、今後そのような事をおっしゃる方はいないと思います。
逆に「業転とか?ズルイことしてる店があるんやって?」と眉をひそめる方もおられます。
>普通なら業転だろうが品質証明を出せと言われればメーカーは出さなくてはいけないんですよ。
業転玉でも卸の段階では分析表が添付されていることもあるみたいですよ。
しかし、普通それは英文ではありませんよね。
それに、いくらブランドさんが「普通なら出さなくてはいけないんですよ」と書かれても、当の元売が「出しません」という方針なのですから、ここでそのようなコメントを書かれても仕方ないのではありませんか?
付け加えると、「系列玉は流通ルートが確定しているが、業転玉はその流通過程が元売として把握出来ない以上、系列玉と同じようには保証できない」とする元売の弁は理屈が通ると私は思います。
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系列店に業転玉を仕入れさせようとする理由が私には分かりません。
業転玉との格差(値差)が縮小して、系列店は系列仕入れで経営が成り立つようになればそれで良いのではありませんか?
公取や全石連が「系列でも業転を」
元売は「認められない」
これでいつまで引っ張るつもりなんでしょう。
「業転に安く卸せるのなら、その分系列も値下げしろ」
こっちの方が余程簡単なのに。
「安く安く」というのならマークを下ろして100%業転から仕入れたら良いと思います。
何をそんなに剥きになる必要があるのでしょう?
やはり己の行いを正当化させたいが為ですか?
「みんながやっていることだから」と安心したいのでしょうか?
私は立場上、これまで他社買いをしている系列店を批判する記事も書いてきました。
しかしそれには背に腹は変えられない理由があるのだという、庇護する言葉も添えてきたつもりです。