うちの地下タンク改正消防法対応工事への補助率は3分の1でした。
翌年から3分の2になりました。
平成25年度補正予算 申請受付が24日から始まります。
今回も補助率は3分の2です。
いいなー。
・・・・・
昨年のことですが
中国地方のナンバーの給油客の女性が車から降りてこられ、店頭に貼りだしていた「SS危機、本当の原因は地下タンクではなく仕切り格差です」というmasumi作のPOPを見て、「これ、どういうことなんですか?」と声を掛けてこられました。
親戚がGSを経営していたのだけど、先日とうとう店を畳んでしまったとのこと。
店を畳むと言いだしたとき、昔から商売をしてきて常連客もついているし、値段もセルフより高値で売っているのだから儲けもあるはずだし、消防法で地下タンクがどうとか言ってたけど、補助金が出るとも聞いていたから、「やめてしまうのは勿体ない」と身内の者が説得したのだけど、
「言っても解らない」の一点張りで、終いには喧嘩みたいになって・・・・と。
セルフより高値で売っていても仕入れ値がそのセルフの売り値ということ。だから人件費や設備維持管理の経費が出ないこと。
それから業転玉のことなどもお話したら、最後には神妙な顔で「それで・・・」「そういうことだったんですね・・・」と納得しながらも絶句されていました。
そして、「昭和の、景気が良かった時のイメージがあるから・・・」 「なんで話してくれなかったんやろ・・・」と呟いておられました。
男の人って、そういうとこありますよね。
店を畳むって、結局負けたことだと思ってしまうから、愚痴や弱音は吐きたくないのかな?
でもmasumiさんは言いたい。
これは「負け」ではないし、愚痴や弱音でもないよ。
そして、こうして興味を持ってくれた人だけでも解ってもらえたら嬉しいです。
誤解だけは解きたいし、同じような同業者のためにも解いてあげたい。
このブログが、そのお役に立てているなら幸いです。
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それにしても思うのは、この補助率の差。
3分の1と3分の2では天と地だ。
このお話の店主も、これがもし3分の2なら、もしかしたら・・・店を続けていたかも知れない。
で、もう一つ。
昨日の業界紙「ぜんせき」に、「灯油ローリー購入補助事業」の文字が☆!
うちの灯油配達用ローリー、
年季が入っているので、こうちゃんは新しいのが欲しいようです。
でも昨年値段を聞いて諦めました。
300万のトラクターが買えなかったのに、600万なんて到底無理です。
でも、「ローリーにも3分の2の補助金があるのなら自己負担は200万円で済む!それならば・・・」と期待しながら読み進めると・・・
申請者資格は、
申請要件である「灯油配送の合理化」を実施し、補助対象地域(供給不安地域、過疎地域、豪雪地)へ灯油配送を行う次の何れかの社(者)とあり、当店は該当しません。
残念!!
それにしてもこの補助金制度も、零細より大手(中の上)を助けるように出来ているのかな?と思う。
補助金が出るとしても、経済的に厳しくて思案してしまう零細。
補助金などなくても全額賄えると思われる大手が(躊躇無く補助金を使って)、対応工事やローリー車輌の買い増しを行える。
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安い業転玉を混ぜて体力温存してきた業者と、系列100%で体力無くしてしまった業者と、同じ補助率ってなんだかなぁ・・・