今年も当ブログにお付き合い下さり誠にありがとうございました。
あと一日ありますが今年はこれで最後の投稿とさせていただきます。
このブログでガソリンスタンドに関する記事を書き始めて7年くらいになるのかな...
業転、仕切り格差(卸格差)によって地場店が苦しい経営を強いられていること。そして地場店が姿を消すことで灯油難民が発生しているのだということを、兎に角世間に知ってもらおうと、その一念でやってきました。
世間の人はどこかの店が閉店したらすぐに「潰れた」という言い方をするけど、「そうじゃないよ」って知ってほしかったのです。
でも田舎の古い小さなガソリンスタンドがいくらそれを叫んでも負け犬の遠吠えみたいなところもあって、この7年ブログ記事を投稿しながらも歯痒い思いでいました。
でも今年、
ついに、仕入れ値に10円以上もの格差があることが毎日新聞で報道されました。
<石油元売り5社>ガソリン卸を価格操作 給油所半数は高値
それに先立ち、石油業界のアナリストの㈱伊藤リサーチ・アンド・アドバイザリー 伊藤 敏憲氏によって、
このような不合理な商慣行が採算を半ば度外視した価格競争を生み出す原因になったり、
販売事業者間での競争をゆがめ、
本来なら淘汰されるべきSSや事業者を存続させたり、
逆に勝ち残るべきSSや事業者を追いやったりしている
こうした記事がネット上に現れたのです。
業界(元売・系列店に業転を斡旋してきた組合・他社買いしてきた系列店)は、“業転”については消費者に知られたくないという思いがあるのかも知れませんが、隠し通すことなどできません。
販売価格の大き過ぎる差
ガソリンスタンドの激減
給油難民・灯油難民の顕現化
それによってガソリンスタンド減少の原因が価格差にあることに気付くのは当然で、
価格差に焦点が当てられることになれば、差別対価だけでなく過去の業転問題も浮かび上がる。
消費者を欺く販売店を容認している元売と監督官庁は犯罪幇助
この誹りから逃れることは出来ないと思います。
しかしまぁ、何はともあれ卸格差が全国紙で公にされたことは非常に大きな出来事でした。
今まで暴利だ悪徳だと誤解されながらも、また、自己資産を取り崩しながらも、安定供給を肝に全量系列仕入れを貫いてきた販売店の心が救われました。
来年は、仕切り格差が縮小され、少しでもマージンが回復し、そして・・・
投入した自己資産を、ちょびっとだけでも回収できますように!
((^┰^))ゞ
では皆さま、良いお年を!
\(^▽^)/