お亡くなりになられていたとは...
本当にご苦労様でした。
ご冥福をお祈り致します。
12月16日ぜんせきより
福島・三島町 SS公設民営化で過疎地の供給繋ぐ
町唯一のSSが5月に廃業した福島県三島町でこのほど、旧SS施設を町が譲り受けて、町第三セクターの「桐の里産業」に運営を委託する公設民営SS「三島給油所」(宮本裕也店長)として開業した。
燃料の供給は旧SSと同じく佐藤燃料(本社郡山市、佐藤淳社長・出光昭シ系)が担う。
SSゼロとなれば、豪雪地帯の町では除雪作業などへの影響が心配されただけに、旧SS店主(故人)の妻は「町民に迷惑をかけずに済んだ」と涙ながらに語り、矢沢源成町長は過疎地におけるSSの大切さを訴えた。
***旧SSの事情 店主倒れ、苦渋の廃業決意***
旧SSは店主と妻が二人三脚で営業してきたが、店主が5月に病に倒れ、やむなく廃業を決断。
妻が廃業を伝えに矢沢町長に会いに行った際、「SSがなくなれば除雪作業の人たちが困る。だれかSSを引き継いでくれる人を探してほしい」と訴えたことが、公設民営SS誕生につながった。
妻は新SSの開業初日、新たに採用された宮本店長らスタッフ3人の接客を手伝った。
馴染み客が給油に訪れると「これまでありがとうございました」と別れの挨拶をし、オープン記念品のキャベツを手渡した。
旧SSは店主とスタッフ2人で営業していたが、20年ほど前に2人が退職した後は夫婦で店を切り盛りしてきた。
最も大事な仕事は、冬場に豪雪地帯の生活を支える除雪作業の重機への燃料供給だった。
大雪が降れば、除雪担当者は日曜も正月もなく現場に向かう。
雪の日は夫と2人で彼らから電話が入るのを待った。
妻は「除雪の人たちは冬になると毎朝2時に起きて待機するので、春になっても体内時計が戻らないと話していた。SSを閉じるとき、頭の下がる思いで見てきたあの人たちに迷惑をかけてしまうことが心配でならなかった」と語り、SS再開を喜んだ。
廃業後、なじみ客からお礼のはがきをもらった。
「当たり前のことをやってきただけなのに感謝の言葉をいただき、本当に嬉しかった」と話す妻。
7月に夫の最期を看取り、間もなく息子が住む郡山市で新たな生活に入る。
町長が必要性訴え、議会説得
>議会では「隣町のSSと災害時燃料供給協定を結べば済む」との意見も多かった。
これに対し町は「隣町のSSは災害時、地元への燃料供給を優先せざるを得ず、安心は得られない」と説得し、ようやく議案は通った。
※
>協定を結べば済む
(怒)です。
以下過去記事3つともお読み頂ければと思います。
2017年04月25日 SS過疎地@支援の条件は町民の利用率
2020年09月08日 最終的には行政が動かざるを得ないガソリンスタンド過疎地問題
2020年12月10日 利益率が低くなって需要も減少しているから(?)