OECD加盟国で最下位レベル!?なぜ日本は深刻な“医師不足”なのか――岩手医科大学 小川彰学長に聞く(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
ー本文よりー
医師不足は1980年以降推進された医師数抑制政策によるもの。
そこに出てくる言葉は「行政改革」であったり「財政構造改革」である。
国民の安心や安全を確保するための医療をいかなるかたちで整備するかというよりも、どのようにして財政再建を進めるかという視点ばかりが優先されてきたのだ。
こうした姿勢を極限まで推し進めていったのが小泉内閣であるが、
じつは80年代からの一貫した流れであることには注意しておく必要があろう。
患者側のモラルの低下
救急搬送された約50%が軽症
安易な救急車の利用によりただでさえ限界状態にある医療現場はさらに追い込まれ、真に必要な救急医療の妨げとなっている。
増幅される医療不信の悪循環
医療行為の結果は正確に予測する事はできない。
人間はいつか必ず死ぬということ、医療が不確実であることは、本来社会の共通認識であるはずだが、現実にはほとんどのメディアが不確実性を受け入れようとせず、一方的に患者と医師の対立を煽ってきた。
完全に医療者側の不注意で、本来なら起こるはずのない事故もあるが、医療は常に不完全技術であり、完璧でなくてもやらないといけない。
いつも改善すべき点が存在する。改善するための努力をいつもしているのです。
医療現場では死や傷害が日常的に起こっています。
悪い結果になったからといって、医療に対して業務上過失致死傷害を適用すると、医療にそもそも内在するこうした性質ゆえに、極めて広い範囲まで犯罪とすることが可能です。
医療が本来的に抱える不確実さが理解されず、今のような状況が続けば医療者側は少しでもリスクがあれば何も出来なくなる。
完全な萎縮医療になってしまうだろう。
それは医療を受ける患者にとっても決して好ましい事ではない。
医療者と患者のどちらが悪い、という話ではなく、双方が信頼感を高めていける方向に進んでいかなければ。
・・・・・
著者は元財務官僚・・・
この人も「やってられるか~」で辞めたのかな?
でもこういう人にこそ、医療制度を“決める側”に居て欲しいと思うんだけど。
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ー本文よりー
医師不足は1980年以降推進された医師数抑制政策によるもの。
そこに出てくる言葉は「行政改革」であったり「財政構造改革」である。
国民の安心や安全を確保するための医療をいかなるかたちで整備するかというよりも、どのようにして財政再建を進めるかという視点ばかりが優先されてきたのだ。
こうした姿勢を極限まで推し進めていったのが小泉内閣であるが、
じつは80年代からの一貫した流れであることには注意しておく必要があろう。
患者側のモラルの低下
救急搬送された約50%が軽症
安易な救急車の利用によりただでさえ限界状態にある医療現場はさらに追い込まれ、真に必要な救急医療の妨げとなっている。
増幅される医療不信の悪循環
医療行為の結果は正確に予測する事はできない。
人間はいつか必ず死ぬということ、医療が不確実であることは、本来社会の共通認識であるはずだが、現実にはほとんどのメディアが不確実性を受け入れようとせず、一方的に患者と医師の対立を煽ってきた。
完全に医療者側の不注意で、本来なら起こるはずのない事故もあるが、医療は常に不完全技術であり、完璧でなくてもやらないといけない。
いつも改善すべき点が存在する。改善するための努力をいつもしているのです。
医療現場では死や傷害が日常的に起こっています。
悪い結果になったからといって、医療に対して業務上過失致死傷害を適用すると、医療にそもそも内在するこうした性質ゆえに、極めて広い範囲まで犯罪とすることが可能です。
医療が本来的に抱える不確実さが理解されず、今のような状況が続けば医療者側は少しでもリスクがあれば何も出来なくなる。
完全な萎縮医療になってしまうだろう。
それは医療を受ける患者にとっても決して好ましい事ではない。
医療者と患者のどちらが悪い、という話ではなく、双方が信頼感を高めていける方向に進んでいかなければ。
・・・・・
著者は元財務官僚・・・
この人も「やってられるか~」で辞めたのかな?
でもこういう人にこそ、医療制度を“決める側”に居て欲しいと思うんだけど。