masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

あんたらは死なへん

2010年08月17日 | 日記
先週と今週の日曜日のいちにちは・・・

①犬猫魚の世話
②お墓(先週はお掃除、昨日はお参り)
③sさんのお見舞い(手ぶらで)
④こうちゃんは田んぼに除草剤をまきに
④masumiさんは店で帳面付けや伝票の整理

・・・でした。


毎年、お盆はこうちゃん家の墓参りのあとで実家にも帰省して墓参りするんだけど・・・
今年はパスしちゃった。。。
ネガティブな時に母から電話が掛かってきたから「今年は行かない」って言っちゃった。
おじいちゃん、ごめんね。。。


で、お見舞いに行ったsさんの容態

先週は流石にあまり元気は無かった。
こうちゃんも優しい言葉を掛けていた。

昨日

「あんさん、ホンマに胃を三分の二切除したんでっか~?!」
ってくらいに元気(笑)

口の悪さもフッカーツ(爆)
ようしゃべるしゃべる(笑)

「何かあったとき(死んだとき)の為に、ちゃんと用意はしてある」と言うので
「ちゃんと用意してあるトコ悪いけど、sさんはまだまだ死なへんわ」と私

「sさんとmasumi、あんたら二人は何があっても死なへんわ」とこうちゃん。

「どーいう意味やねん?失礼な!」「なあ!」と私たち。


sさんは昭和12年生まれ、私のお母ちゃんと同い年。

ホンマ、元気な姉御です(^^)v

後ろ指、指されます

2010年08月14日 | ガソリンスタンドでの出来事
何や~、店開けとんのか~?
お盆くらい休めや~
盆にまで稼ぐな言うて、後ろ指、指されんぞ~(笑)


そう言いながら給油に来てくれるお客さん(^-^;

ありがとぉ~♪

でもうちの店の客層って“働く車”が多いから、店開けてても開店休業で閑古鳥鳴きまくりやねんけどぉ(笑)(笑)(笑)

って、そーいうアンタも仕事やん?!
ぐははっ(笑)

いやいや、ほんま
お仕事されてる皆様方

お疲れ様でございますm(_ _)m (*^-^*)

SS過疎地

2010年08月14日 | ガソリンスタンド

8月13日 「ぜんせき」より

 町がSS無償貸し出し【宮城県 七ヶ宿町】

宮城県七ヶ宿町は、寄付を受けて所有したSSを町内の企業に無償で貸し出して、SSの運営を継続していく事になった。
SSの相次ぐ閉鎖で全国的に「SS過疎地化」の懸念が高まる中で、生活インフラの役割、地域社会の安心・安全の拠点としてのSSの存続を図る。

改装などに必要となる資金については同町の補助金などを活用して支援していく方針で9月初めにも営業を再開する予定。


・・・・・

消防車輌などはガソリン携行缶に燃料を確保するなどの対応に迫られていたようで、町民もガソリン携行缶で備蓄するケースも見られたとある。

町民の高齢化が進んでおり「ガソリンと灯油の区別がつかなくなる恐れや、冬場の除雪機械への給油も不便。経済的損失だけでなく、災害時に燃料が絶たれてしまう」などの懸念が高まっていたそうです。


SSの前経営者が運営を辞めるにあたり町は商工会を通じて後継のSS運営者を探したが引き受け先がなく、以前からの寄付の申し入れを受けて町の所有とし、それを無償で貸し出すことでやっと後継者(同町内の共和自動車工業)が決まった。

後継の運営者はSS経営は始めてでSS経営のノウハウなどが無いため、SSスタッフ経験者を2名を募集するほか、当分の間は前経営者のアドバイスを受けながら運営していく予定だそうです。

SS過疎地になるような立地では、燃料油のマージンだけで従業員二人の人件費を稼ぐのは難しいと思います。

それにしても、町の所有にして、それを無償で貸し出さないと運営する者が現れない商売だなんて何だか寂しいですね・・・


元売りの方針(量販志向)と国の行ってきた法改正(規制緩和の一方で販売店に対しては規制強化)が、SS過疎地を生むことになる大きな原因だと思います。

※このままの状態で2年後の地下タンク規制が施行されれば、恐らくガソリンスタンドは激減するでしょう。


小売り価格の半分近くが税金で、マージンがリッター当たり数円という商品の仕切り価格に、五円から十数円もの差があることがおかしいのです。

嗜好品や単なる消耗品では無い、社会経済や生活インフラを担う、「燃料」である石油製品は小売価格は均一にすべきだと考えるのは間違っているでしょうか?
公正な競争は接客態度や商品知識等のサービスに求めるべきで、価格競争だけでは無い筈です。

消費者が価格競争を望んだとしても、仕入れの段階で勝負がついてしまうような“価格差”が付いているようでは、それは逆に将来的には消費者にとっての不利益に繋がるのではないでしょうか?

 

※平成22年12月1日 以下追記

町のガソリンスタンド消滅の危機 過去最悪の勢いで閉鎖
http://www.asahi.com/special/08017/TKY200811180372.html

過疎進む七ケ宿町のGS再オープン お年寄りも「安心」
http://mytown.asahi.com/areanews/miyagi/TKY201009010477.html


望むのは、公平な仕切り

2010年08月14日 | ガソリンスタンド
8月11日 「ぜんせき」より
ヒアリングでの調査要請



全石連関東支部は先ごろ、資源エネルギー庁石油流通課を訪れ、北関東や首都圏などで恒常的な市場混乱の元凶なっている安値業転玉の流通実態と供給元の解明を強く求めた。

「元売ヒアリングによって、供給元を判明させてほしい」
「系列SSが被っている影響を理解・認識しているのかを聞いてほしい」

と理事長たちは訴えた。


8月13日 「ぜんせき」論説より
実態解明と改善指南に期待

国内の石油製品の安定供給体制は保たれているのか。?
流通市場において公正な競争は行われているのか。?

国内の石油製品のほぼ全てを振り出している卸元として、そのためにどのような対策を講じているのか。

エネ庁はこうした実態を把握するため、今年も元売ヒアリングを行う。


~中略~

08年秋以降、元売がそれぞれ新たな週決めの仕切り方式を導入し、市場の実態に連動した指標価格の設定をはじめ物流コストなどの考え方も示した。
こうした取組みにより業転と系列仕切りの不透明な格差は縮小すると期待され、実際にそうした改善の方向にあった。

しかし、ここにきて元売各社があらためて示した新・新仕切り改定方式は、一昔前の後決めであったり、指標格差に大幅なブランド料などを上乗せする方式に変更したことで、再び業転と系列仕切りの格差が拡大している。
やっと「公平・公正な競争市場を」と期待したSS業界に、なんともいえない先行きへの不安が広がっている。


この元売ヒアリングを前に先週、全石連関東支部管内の理事長7人がエネ庁に対して
「安値玉の実態解明」を要請した。

市場混乱の要因となっている廉売業者への流通ルートの把握と改善を期待したものだ。

ホームセンターなどの量販廉売業者が、中小SSの仕入れ価格を下回るような小売価格で販売しており、間に商社などが介在するにしても、透明になったはずの新仕切りフォーミュラでは説明のつかない例外的な安値が存在するのではないか。その実態を明らかにしてほしいとの思いである。


ヒアリングでは、販売子会社や直営SSに対する優遇の有無、不当廉売や不当表示などについての対応方針なども聴取する予定だ。

視界を遮るマーケットの矛盾やその裏仕掛けについて、中立である行政の目を通して問題点を洗い出し、公正な競争環境の整備に向けた指南が行われることを期待する。


・・・・・


8月14日「燃料油脂新聞」東北版より

仕入れ価格より安い他店の小売価格に、地元販売店(三者店)は「どうしたらいいのか分からない」と、途方に暮れている。

・・・・・・・・・・・・・・

業界新聞には、このような仕切り価格の不公平さや不透明さが連日のように掲載されています。


我々販売店が掛売り客に対して小売価格の設定に差をつけていることを挙げ、元売や特約店の差別対価を肯定する意見もあるようです。

しかし、「仕入れ」と「小売」は全く別のものです。

元売には販売店に対して優越的地位(他社買いが出来ないという契約)がありますが、販売店にはそんなものはありません。
消費者(最終ユーザー)との間で売買契約を結ぶワケも無く、消費者(最終ユーザー)は自由に販売店を選べます。

ですから、「差別対価」と「小売価格の差」を同等に考えることは出来ないはずです。


これを消費者の立場で考えてみても、(上で「消費者は自由に販売店を選べる」と書きましたが)
自分が安値が可能な差別対価により優位な立場にある販社SSや直営SSの近くに住んでいる(或いは利用可能)場合は良いのですが、もしも自分の活動範囲には高値で卸されている販売店しか無く選択の余地がないとしたら、頭から不利益を被っていることになるのではないでしょうか。


ABCDの4つの地区があります。
ABCの地区には販社、直営SSがあり、差別対価により安く仕入れが出来ているので安値です。
D地区には高値で卸されている販売店しかありませんので小売り価格も高値です。
あなたはD地区の住民で、D地区でしかガソリンを購入することが出来ません。

「差別対価」は消費者に対しても不公平を与えます。


とは言え、実際には車で自由に移動が出来るので好きな所で購入が出来るのですが・・・
その結果、地場のガソリンスタンドは経営が立ち行かなくなっていきます。

そのうちD地区にはガソリンスタンドは無くなってしまうかもしれません。

国は元売ヒアリングでの実態解明を基に、真に公平な市場競争が保たれるように改善指南をしっかり行ってほしいです。



元売の支配

2010年08月14日 | ガソリンスタンド
8月12日 「燃料油脂新聞」より
市場支配力強める元売(運営者交代続くセルフ)埼玉



地場特約店撤退→販社継承が増加

埼玉県ではセルフSSが400箇所を超え飽和状態に陥っている一方で運営者交代も増加傾向にある。

セルフSS運営から撤退した地場特約店経営者は

「販社やフリート業者を相手に低マージンでセルフを運営するにも、また油外販売にも限界がある」

「セルフ出店当初は競合店もなく順調だったが、販社らによる競合セルフSSが増え、激しい価格競争で利益は激減した。SSを閉鎖した方が良いというのが本音だ」



一方、地場特約店が撤退したあとも販売量を維持したい元売側は、子会社や出資会社を通じて当該セルフSSを継承する。


「地場特約店がリース料を負担するのは無理。これからのSS運営は販社が中心となる」
という中小元売関係者からの声。


強力な集客力、販売力を有するセルフSSの運営を握った元売が末端市場での支配力を一段と強めつつある。

・・・・・・・・・・

さて、元売支配の先にあるものは・・・?!







そうめんかぼちゃ

2010年08月07日 | 日記

頂き物のスイカとハネジューメロン?・・・ではなく、そうめんかぼちゃ。

スイカは昨日、こうちゃんの孫のSくんを子守していたら、それを見たHさんが畑から取ってきてくれた。

大きなハネジューメロン?と思った物体は朝来たら置いてあった。
「どうしたんこれ?ハネジューメロン?」
「ちゃう。かぼちゃやて、Tやんがくれた。そーめんかぼちゃとか言うとった」

そーめんかぼちゃ???

お昼にTさんから電話が掛かってきて「知ってるか?」と聞くので「知らん」と答えると

輪切りにして種と真ん中のわた取って
水から火にかけて沸騰してから3-4分湯がいて
ザルにあげて、水にさらして、
水の中で箸でほぐしたら素麺みたいになるから
あとはマヨネーズとか、好きな味で食べるねや



早速やってみた。

そうめんかぼちゃ


おもしろーい♪

これで南瓜?
見た目はホントに、そーめんとかラーメンとかはるさめとか、そんな感じ
食感はシャキシャキしてる。

私は冷やして中華ドレッシングで食べた。
こうちゃんは、めんつゆで(笑)

そうめんかぼちゃ自体には味がないとのコトですが・・・

美味しかったです(^-^)

ご馳走様でした♪

心、強く

2010年08月04日 | ひとり言
×0でも、×1のシングルマザーのように堂々としていたら良いんだよ。

勇気を持って生んだんでしょう!
希望を持って育てているでしょう!
強い絆があるでしょう!

あの子は貴女が大好きなんだよ!
胸を張って良いんだよ。

メモ

2010年08月03日 | ガソリンスタンド
地下タンク
今年12月1日時点で50年以上となる地下タンクは4%
40年以上50年未満が39%
40年未満が56%
不明が1%(書類を失くしたのかな?)

40年以上の地下タンクが43%を占めている。


兵庫県石商が行った「地下タンク漏洩アンケート」の集計結果(215組合員からの有効回答)によると半数以上が経営の継続を悩んでいるみたいです。

補助金があれば活用したいかの問いには74%がしたいと回答しており、
補助金があれば漏洩防止措置を施して営業を続けたいと考えているが、助成が無ければ営業を続けるか否か悩んでいるという切実な姿が浮き彫りになっています。

続けたくても、自己資金だけでは漏洩防止措置を施すことが不可能なんですよね。


地下タンク常時監視に「SIR」消防庁 特例的に容認

7月31日「燃料油脂新聞」より

総務省消防庁は、統計学的在庫管理法「SIR」も特例的に認める。
但し、実際の対応は各地消防本部の判断に委ねられている。


SIR・・・何じゃそれ?
しかも各地消防本部により認否が分かれるって?
意味が分かんない(~~;


取りあえず、覚えに。。。

幸太の憂鬱(最終話)

2010年08月03日 | 作り話
「あーびっくりした。でも、本当にそんな話、実際に経験してる人が居るんですね」

「僕の知り合いにも何人か居るで」

「え、ホントに? じゃあそれで皆、人生上手く行ってるんですか?」

「上手く行ったヤツも居るし、行かんヤツも居る」

「何だ、じゃあ先祖供養が関係あるか分からないじゃないですか」

「そやな・・・僕が知ってるんは、拝み屋に視てもらって先祖供養したっていう話やねんけどな・・・
でも僕が思うに、先祖供養を通じて自分の気構えが変わるっていうか、それまでの生活を見直したり、自分を省みたりするんちゃう?それが人生を好転させることになるんちゃうかなぁ・・・で、上手く行かんヤツは、それが出来てないっていうか、どこまでも他力本願っつうか・・・」

「ふーん。・・・やっぱり自分自身って事じゃないですか」

「はは、まぁなぁ・・・だけど、ご先祖様がおったから今こうして自分らが存在してるのも事実やデ」

「分かってますよ。ボクこう見えても寝る前にはご先祖様にありがとうって言ってから寝てるんですから」

「へーっ」

「でもご先祖って言っても、ひいおじいちゃんの上の人なんか分からないし、それに例えば、もしボクが大木家を継いだとしてもボクのご先祖様って大木家の人たちだけじゃないでしょ。
ボクがこの世に居るのは、父と母がいたからで、その父にも父と母がいて、あ、でも父の本当の父親は誰か知らないけど・・・そして母にも父と母がいて、その父と母にも又それぞれ父と母が居て・・・って、ずーっと続いていくわけですよ。
だからボクは大木家のご先祖様だけがボクのご先祖じゃ無いと思うし、
・・・だから『○○家の墓』っていうのに拘る方がおかしいと思うんです。」

「うん」

「だからホント、青森のお婆さんのいうことが理解できないです。
先ず、墓に入りたいっていうのが理解できない。
死んだら無になるとしたら墓なんて最初から必要ないし、魂があって意識があるんなら逆に絶対あんな中に入りたくないでしょ。」

「いや、何も墓は死んだ人の為だけのものや無いで・・・残された遺族が哀しみを癒す為のものでもあるんやで」

「え、だって、じゃあ青森のお婆さんが死んだとして、そしたら母は悲しみますよ。そしてお葬式には行きますよね。でもこっちに生活があるんだから帰って来ますよね。でもまだ悲しい。だけど青森は遠いからそんなしょっちゅう墓参りには行けないですよ。お墓があるのに行けないって、逆に辛くないですか?
それだったら最初から墓なんか無くて、写真とか形見のモノを何か持って、それをお墓の代わりにした方が良くないですか?

ボクが青森のお婆さんだったら、自分の娘に死んだ後の墓の面倒みてくれとか、そんな我が儘言わないけどなぁ・・・
自分の子供に面倒掛けさせたく無いと思いますけどねぇ・・・

あ、そうだ。思い出した。」


「?」

「ボクの友達で小学生の時に親が離婚した子が居るんです。で、中学になってからどっちも再婚して、・・・あ、その前に、そいつは父親に引き取られたんだけど、2コ下の弟は母親の方に引き取られたんですよ。
そして両方再婚して、暫くして弟の方が交通事故で亡くなったんです。
お葬式には参列させて貰えたらしいけど、墓参りは多分出来ないと思う・・・」

「・・・難しいなぁ・・・」


「それに、お葬式しないと、とか、戒名が無いと成仏出来ないとか、そんな事無いと思う。
だってそしたら身よりの無いホームレスの人が911のテロみたいなのに巻き込まれて亡くなったとしたら、誰もその存在が死んだ事を知らないワケだから当然お葬式もしてもらえないでしょ。そういう人は成仏出来ないんですか?
そういう人は成仏出来ない、なんて言う人が居たら、それは残酷なことだと思いますよ。そんな残酷な事を言える人は情けの無い人ですよ。
それから、戦争で亡くなった人の遺骨がまだ日本に帰えれて無くて成仏出来てないって言うのも、これから宇宙旅行が出来るような時代が来るんですよ。
宇宙空間で事故が起きて宇宙船から放り出されて死んだら、絶対、日本どころか地球にも帰れませんよ。それも成仏出来ないんですか?」

「おいおい、僕にそんな事言われても・・」

「あ、ごめんなさい。可笑しいな? 何をこんな必死になっているんだ?ボクは・・・」

「やれやれ。ホンマやで」
「・・・でもな、どっかで聞いた事があるんやけど、人は自分の思っている死後の世界の通りになるんやって。だから死んだらお墓に入るって思っている人はお墓に入るし、悪いことしたから地獄に堕ちると思っていたら本当に地獄に堕ちるんやて。」
「だから幸太の言うように『何々やったら成仏出来ない』なんていう考え方は捨てた方が良いかもな・・・千の風になると思って死んで、あの世で自由に飛び回る方が楽しそうやん」

「はい。ホントそう思います」


「ところで、幸太のおじいちゃんとおばあちゃんはそういう事、どう考えてはるん?」

「うん、何かおじいちゃんもおじいちゃんの両親とは絶縁してて、実家の墓には入れてもらえないらしくて、自分たちの間には子供も居ないから、自然葬にして墓は残さないって言ってます。
おじいちゃんもおばあちゃんも、それぞれが形見の品と写真を持つからそれでイイんだって」

「何や、さっきの幸太の話はおじいちゃんとおばあちゃんの受け売りか」

「えへへ、そうかも」

「まあな、別に墓に行かんでも思い出すときが偲ぶときやもんな。逆に墓の前で手を合わせてる時より、夜、布団の中で思い出してる時の方が何となく魂が繋がってるような感じするしな」


「何か、今回のことで父さんも色々考えたみたいで、自分はひいじいちゃんの墓は最後まで面倒見るけど、自分が死んだらおじいちゃんとおばあちゃんのように自然葬にするって言ってました。」
「ボクには墓のことで煩わせたくないって。ひいじいちゃんにはあの世で謝るって言ってました」

「・・・・ま、それでもええと思うで」


「夏休みにアルバイトした工場でも、奥さんと子供さんも居るのに派遣で働いてる人が多かったんですけど、派遣だからボーナスも無いし、毎月ギリギリで生活しているのに、お盆だからって数万円の交通費出して田舎に帰るなんて出来ないって言ってる人が多かったです。もう何年も墓参りなんかしてないって言ってました」

「そうなんや・・・ホンマ、あの派遣なんて考えたヤツ誰やろな?世の中ぐちゃぐちゃやで」

「今、不景気で就職するのも大変なんですよ。就職してもその先まで安泰ってわけでも無いし」

「そうやな」

「だから自営がイイかなって思ったんです。・・・ゆうきさんみたいに」

「おいおい、アホな事言いなや。自営かて厳しいもんやで。
楽な方へ、なんて考えてたら痛い目にあうで。
それに彼女の家、酪農農家言うたな。多分、幸太が想像出来んくらい大変な仕事やで。」

「・・・・」

「まぁ、まだ卒業まで2年あるがな。もし留年したらもっと大学生しとらなあかん話や。幸太、ヤバイんちゃうんか~?」

「大丈夫ですよ!・・・ちょっと数学がヤバイけど・・・」

「ははは、結婚なんて寝言言うとらんと、学生は勉強せなアカンでぇ」

「分かってますよお」

・・・・・
・・・・・


「何か、ごめんなぁ・・・役に立てんで・・・。幸太の父ちゃんと母ちゃん、仲直りしたらええな」

「あ、ボクの方こそ。・・・ごめんなさい、こんな話聞いてもらって。でも何かちょっと楽になりました」

「そうか。ならええねんけど。・・・聞くくらいやったら何時でも聞いたるで」




答えは出なかったけど、人に話すと不思議と気持ちって楽になるんだな

相手がゆうきさんだからかな?


この前の家族会議では、母さんも落ち着いたのか離婚する気は無さそうだったし・・・
この先どうなるか、何一つ決まらなかったけど、まぁいいか。

その時が来たら、物事はどうにか動いて行くんだろう・・・
それまでは・・・・

数学マジ勉強しよっと!




おわり


※ゆうきさんへ
ゆうきさんが葬祭についてどのようなお考えの持ち主か分からないままに勝手に台詞を決めましたが、これは作り話なのでご了承くださいねm(_ _)m

幸太の憂鬱(その5)

2010年08月03日 | 作り話
「それとね・・・ボク・・・まだハッキリ決まったわけじゃ無いけど、卒業したら今の彼女と結婚して宮崎に行くつもりなんですよ」

「えーっ!何や幸太、彼女おったんかいな?!」

「そんな驚かないでくださいよ。ボクにだって彼女くらい居ますって」

「えー、そんだら何で休日にこんなおっさんと一緒に居るん?」

「それは!・・・・ゆうきさんだって奥さん居るのに折角の日曜日に何でこんなガキと一緒に居るんですか?」

「ぷーーーっ!あははははははは!」
ふたりとも顔を見合わして笑った。

「ごめんごめん、そうやな。 彼女も大事やけどセローも大事やもんな」

「そういうことですよ」

「ぷぷぷ、えっと、そんで何やったっけ?」

「卒業したら彼女と結婚して宮崎に行く・・・」

「ああ、そやそや。で、何で宮崎に行くの?」

「彼女、宮崎の酪農農家の一人娘で、『私と結婚したかったら婿養子だよ』って言われているんですよ」
頭を掻きながら答える。

「そうなん?!てか、早くもかかあ天下かい!」

「惚れた弱みです」

「おーおー、ヌケヌケとこいつぅ」
こめかみをグリグリされた。

「痛たたた」

「まあな、若いときって情熱一直線やもんな。僕もそうやったわ」

「だからね、父さんが和歌山のひいおじいちゃんの跡を継いでも、その次が無いんですよ」

「あ、そうか。・・・そうなるわなぁ・・・」

「ボクは家とか墓とか、どっちでもいいって言うか・・・関係ないと思ってるんですけど・・・」
「たまにテレビで、人生が上手く行かないのは先祖供養が出来ていないのが原因だ、とかってやっているけど、あんなの霊感商法の常套手段でしょ。だいたい、供養が足りないからって子孫の足を引っ張るようなご先祖さまなら要らないですよ」



「坊ズ」

突然隣の席のおじさんが立ち上がって声を掛けてきた。

「先祖供養を馬鹿にしたらアカンのンぞ。。」
「ワシはなぁ若い時に事業に失敗してえらい借金作るは、嫁はんに逃げられるは、事故に遭うて大怪我するはで、大変な目におおてのぉ。
そんな時、夢に死んだ婆さんが出てきて、そういえば長いこと墓参りしとらんのを思い出して、墓参りに行ったんじょ。ほしたら、すぐに今の嫁はんと知り合うは、怪我も治るは、仕事も見つかるはで、人生180度変わって順調に行くようになったんじょ。
ほんなふうに世の中には不思議なことがあるもんなんじょ」


「へーっ。凄いですね。本当にそんな事あるんですねぇ」

「ほうよ。ほなけん、先祖供養は大事なんじょ。」

そう言って店を出て行った。


つづく

オイラの日曜日

2010年08月02日 | ペット
今日も早朝から父ちゃんは草刈りに出掛けたから、オイラは母ちゃんとタマすけとお留守番。

母ちゃんとお散歩に行って、その後ボールで遊ぼうよって母ちゃんを誘ったんだけど、お仕事があるから後でねだって・・・

まだかな?って待っていたら、この場所涼しいから眠たくなっちゃった。



夕方、父ちゃんがメダカとるって言うからオイラも付いていったよ。







「今日はあんまりおらへん」って父ちゃんが言ってた。


前に棲んでたエンゼルフィッシュが死んじゃって、何も居なかった水槽へメダカを入れたよ。



その後、母ちゃんは畑で紫蘇の葉っぱを千切ってボオイラに匂いを嗅がせたよ。
いい香りがしたよ~♪・・・オイラのおしっこが掛かってるかも?だけどね。


父ちゃんが、この前買った靴がまだ馴染んでいなくて足が痛いって言って、前に履いてた靴を探してた。

前の靴は見つからなかったけど、その前に履いてたヤツがあったとか言って履き替えた。


靴下見えてるし・・・



母ちゃんに「何でそこまでなってるのに、捨てんと置いてるん?」って、めっちゃ呆れられとった。
オイラもそう思う。。。


母ちゃんが千切ってた紫蘇の葉はリンゴ酢を買ってきて紫蘇酢を作るんだって。
chaicoさんが作っているのを見て、簡単だから真似するって言ってたよ。




※作りました(^^)/

差し入れ

2010年08月02日 | ガソリンスタンドでの出来事

チョコが美味しくなった、pino~☆
Kさんは給油に来られる度にアイスの差し入れをしてくれるのです♪


シップ薬(試供品)
数日前にこうちゃんが手首を傷めたのを知ったお客様から(*^-^*)
何故手首を傷めたかと言うと、こうちゃんの家の屋根の上の枯葉を取ってて落ちたそうな(>_<)


と~め~と~ぉう。
私はお塩で、こうちゃんはお砂糖で頂きます(笑)


いつもお野菜を頂いているお礼に桃をお裾分けしたら焼きたて熱々パンがやって参りました(^v^)