10月8日 ぜんせき「論説」
(※青系文字がmasumi)
規制緩和以降、異業種参入などで価格競争が始まり、(都道府県によって異なりますが)官公庁等は“入札”で安値の業者と受給契約を行いました。
高値の仕入を強いられた地場業者は“蚊帳の外”でした。
「配慮があってこその災害協定」より一部抜粋
東日本大震災で石油不足になった際、入札で落札していた業者とは連絡が取れなくなり、組合や地場業者に供給を頼った警察や病院が、供給が安定したら再び競争入札に戻るケースが続出した。
「災害時だけ、組合員が連携して緊急車両などへの燃料調達に尽力しても、平時には厳しい入札で利益も出ない状態に置かれていては地場SSそのものが存続できなくなる」
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過去記事です。
「最後の砦を守ってきたのは誰か」 2014年03月15日
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/68f1991617a6a0c0304115d93b578600
「最後の砦なんて御免蒙りたい」 2014年06月27日
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/b9f07d0cd3ede261d5f70c3f0fd29093
入札ではなくても、安値看板を引き合いに出されて決められた契約単価では同じことです。
>利益も出ない状態に置かれていては地場SSそのものが存続できなくなる。
私は、「公用車への供給は“今のやり方のままなら”断りたい」と相変わらずこうちゃんにブーブー言っております。
公用車だけではなく発券店値付けカードも同じです。
>利益も出ない状態に置かれていては地場SSそのものが存続できなくなる。
発券店値付けカードだけではなく、業界の現状も同じです。
>利益も出ない状態に置かれていては地場SSそのものが存続できなくなる。
先般から業界紙で「利益の確保が喫緊の課題」という文言を見るようになりました。
その通りなんですが・・・
経営方針の違いや規模等で、適正マージンが幾らなのかも変わってきます。
更にセルフかフルかなど運営形態や仕入れ値の違いもあり、当然売価も変わってきます。
(※だから今の業界は異常だとも言えるけど、自由化で多種多様になったからにはこの状態が正常だとも言えますよね)
だから・・・
高値で売るしかない店は遅かれ早かれ行き詰る。
今、高値店と比べて安値店だったとしても、その高値店がなくなれば、安値店ではなくなる。
消費者によって新たに比べられる他店が自分より優位なインセンティブを与えられる“大手”だった場合、
その時その安値店は消費者にとって高値店になる。
大資本との価格競争が続く限り、小資本の店舗閉鎖は遅いか早いかだけの話だと思うのです。
あとはどこまで踏ん張れるかどうか。
もしガソリンスタンドが単なる小売業だったとしたら、
店舗数がピーク時の半数に減ったのは もっともっと早い時期だったと思います。
町工場への潤滑油などの供給、独居老人宅へポリ容器1つでも供給、お風呂を沸かすボイラーへの供給・・・
地場業者は使命感を持っているからこそ、規制緩和以降のこの厳しすぎる業界の中でも頑張ってきたのです。
PS
ますみノートでの検索、ありがとうございました。
読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m