Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(289)南果歩

2021-10-22 00:10:00 | コラム
64年1月20日生まれ・57歳。
兵庫出身。

公式サイト

南果歩(みなみ・かほ)さん、可憐だった出たてのころも好きでしたが、


いろんな役をこなせるようになった、現在もすごくよいのですよね。

ほんとうに何遍も何遍もしつこいくらいに記していますが、
ハリウッドを含め、「使い捨て」されがちな若手が多いなかで、この年代の女優さんがきちんと活躍される時代にならないとダメだと思うのです。


※俳優としての可能性が、はっきりと広がった作品でしょうね



<経歴>

元旦那は、作家・辻仁成、俳優・渡辺謙。

桐朋学園短期大学在学中に、映画『伽耶子のために』(84)で幸運な映画俳優デビューを果たす。
桐朋は芸能活動を禁止しており、ほぼ時期を同じくして校則が改正されOK!になったそうです。

『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』(86)、『漂流教室』(87)、『恋子の毎日』(88)、『TOMORROW 明日』(88)、
山城新伍が手堅い演出を披露した『せんせい』(89)、
『226』(89)、『螢』(89)、
あまり話題にはならなかったけれど、映画会社が果歩さんを推しに推していたことが分かる佳作『夢見通りの人々』(89)、


『帝都大戦』(89)、『さよなら、こんにちわ』(90)、『シャイなあんちくしょう』(91)、『首領になった男』(91)、『私を抱いてそしてキスして』(92)、『クレープ』(93)、『我が人生最悪の時』(94)、『エンジェル・ダスト』(94)、『ルビーフルーツ』(95)、『不機嫌な果実』(97)、『OL忠臣蔵』(97)、『おもちゃ』(99)、
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)、『笑う蛙』(2002)、『花』(2002)、『白い犬とワルツを』(2004)、『感染』(2004)、『千の風になって』(2004)、『HAZEN』(2004)、『お父さんのバックドロップ』(2005)、『空を飛んだオッチ』(2005)、『ニライカナイからの手紙』(2005)、『妖怪大戦争』(2005)、『いちばんきれいな水』(2006)、『夜のピクニック』(2006)、『ジーン・ワルツ』(2010)、『ゲゲゲの女房』(2010)、『家族X』(2010)、『海炭市叙景』(2010)、『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)、『わが母の記』(2012)、『サクラサク』(2014)。

テレビドラマにも多数出演していますが、このこなしかた、いかにも「映画のひと」っぽくてうれしくなりますね。

2015年―『さよなら歌舞伎町』に出演、ラブホテルの清掃員として働くワケアリ中年を好演する。
この映画のために果歩さんは、なんと自分が働いていたラブホテルの研修を受けているのですよ! すばらしい!!


『ズタボロ』(2015)、そして代表作となるであろう『葛城事件』(2016)、
『光』(2017)、『オー・ルーシー!』(2018)、『21世紀の女の子』(2019)、『そして、生きる』(2019)、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(2019)、最新作が『脳天パラダイス』(2020)。


乳がんのステージ1から無事に帰還、外国映画にも顔を出していますし、あと10年で、この倍くらいのキャリアを築いてくれそうな気がします。。。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(290)南田洋子』
コメント
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