20世紀のファウスト
という本を読んでいますが、第1、2次大戦から朝鮮・ベトナム戦争という近代史について、この普通の人には馴染みの薄い時代に活躍?したハリマンという人を中心に書かれた本です。一応、多くの文献や著名人の発言を基に、その裏側を覗かせてくれます。
二冊あるけど、一冊で700ページある・・・・
一言でいえば、戦争はお金の為に起こされる。という事。
分かりきってる・・・とはいえ、
どうやら戦争が起こるようにするだけじゃなく、長引くよう作戦を変更させる事もあるようだ。
長引いた方が、軍需に関わる分野で莫大な儲けが出るからだ。
全部が全部真実かは分からないのだけど、
この本によると、全ての米がかかわる戦争って、パターン化してる事に気がつく。
最初に敵に攻撃させ、怒りの反撃を加えるやり方。正義の鉄槌を喰らわすのが米の役目。
昔は孤立主義(というのは誤訳らしい、不干渉主義という方が自然、大国が孤立するわけがないって事らしい)
を米は取っていたけど、いかにして参戦するか・・・今では国民が反対する海外派兵を
いかに受け入れさせるか・・・・
真珠湾しかり、朝鮮戦争の南侵しかり、、ベトナムしかり、湾岸戦争のイラク侵攻しかり、911しかり。
まさかと思うけど、戦争を早く終わらせる為に原爆を仕方なく使った・・・を信じている人は別として、
そういう嘘と分かる事があるのだから、他のも似たような物だと思うに不思議はない。
ちょっと馴染みのない大物を題材にした歴史として、面白い・・・読むのは大変だけど。
この本に限った事ではなく、
戦争が、敵対国同士の憎しみから自然に発生すると思うか・・・、
起こそうとする人がいるから起こる。こっちの方が自然だ。
いつも、一般市民は、情報に流されて判断を失う。
ベトナム戦争で懲りた米でさえ、イラク戦争ではブッシュ支持が増えてしまう。
ここにも一つパターンがあり、恐怖でもって人々をコントロールするという行為が働く。
(そういえば、炭疽菌騒動もあったなあ。)
これもまあ、ここで何度か書いてる・・・・
恐怖とか、怒り?とか、感情に流そうとするようです。
感情に流されるまえに、それってどうなのって、えらい人の発言や、マスゴミ報道を疑ってかかる必要がある。
歴史を知るという事は、そこから何か学ぶという事だろうから。
人が、賢く、冷静になれれば、世界は平和に近づくかもしれない。
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