平成の壊国に右も左もない

今度のTPPでよく分かるけど、国を挙げての大問題に、
右も左もないはずです。

だけど、
親米保守という厄介な、今までは良識ある知識人として高感度の高かった
人達がいます。
で、中国・韓国相手だと正論をぶっ放すので、ウケがいい。
確かに、自分もあの二国は何とかならんのかと思うけど、
ことアメリカ様には平伏しっぱなしという人達が。

だけど、このTPPって、親米保守という言論人・・・たとえば〇井よしこ
の正体みたりって感じまで見せてくれる。

一皮むけば、アメリカ礼賛・・・TPP推進まっしぐらって感じですね。
http://jinf.jp/

あの凛とした和服姿に期待を抱いていた人も多かったみたいだ。
どうにも、彼らの考えでは、日本は赤ちゃんで、
保護者アメリカ様に面倒見てもらわないと、危なくて仕方ないという考えです。
だから、沖縄なんて眼中にない。

そのHPみてると、まだ農業が悪いと、反対派＝農業関係者としかみていない。
そんな視野が狭くて大丈夫なのかと思う。
一般人に遅れをとっている気がする。


別に、自分は農業がすべて良いと思っていない。補助金だって、それに甘えてる農家もいる。
でもTPPはそんな問題を通り越して、あらゆる分野に入り込む訳でしょう。
日本の規制も、これはけしからん、と相手（米だけど）がいちゃもんつけて、
変更させる事も賠償金をせびる事もできる・・・あらゆる分野で。
今までは内政干渉と文句も言えたところ、それすら正当化してしまう。
まさに、平成の壊国

今、世界人口70億の時代です。
世界的に天候が不安定でもあり、農作物の出来不出来は影響大。
単純に考えて、農作物が安く買えるとはいえ、
農業輸出国に余剰分がなくなったら、日本は一発でアウト。
いやあ、工業製品食べられればよいけどね。
兵糧攻め喰らって生きていける訳ない。

ここに、日本は農業は諦め工業製品輸出で食べていかないといけないんだ！
という賛成論の考え方は危険でしょう。
TPPの一部分ですらしかない農業に限っても・・・

彼ら賛成派が、親米保守という立場の人だってことを知らないと、怖いですよ。


民主が悪いのは悪いけど、自民だったとしても、結果は同じだろうねえ。
経団連が曲者でしょう。
最初、民主が政権を奪った頃は、経団連と距離があった気がするけど、
小沢追い出したら仲良しになってた。政治資金の話もどっか飛んでるし。

この辺、亜米利加も同じで、共和党でも民主党でも、看板が違うだけ。
裏で多額の政治献金をたっぷり上げてる訳です。
裏方はどっちが政権取っても潰れないようにしている訳だ。

ここで考えてほしい。
ゼネコンの献金＝悪　という発想はもはや国民的といっていい。
でも、
経団連の献金＝悪とは、殆どの人が思わない。

メディアに乗せられた人も多い。
強引にゼネコン絡みで小沢をぎゃんぎゃん叩いて、残った仙石や前原、岡田なんかが、
一生懸命国を売る。
何か変だろう。

勝手な印象ながら、今の経団連会長の顔がナベツネにダブってみえてしまう・・・汗

	日本いまだ近代国家に非ずー国民のための法と政治と民主主義ー
	小室直樹
	ビジネス社

しかし、今のところ、反対論の識者の多くは、
野田は参加表明で固まっているという。何でも今朝のゴミウリ新聞では、
参加だと報じていたようだ・・・・フライング？　野田に後押し？

でも、これを強引に表明するとなると、政治的に失うものが大きすぎると思うのだけどなあ。
その面からも、反対です・・・笑