以前、どこかのサイトで、海外で話題の本だと書いてあった。
かなり前だったけど、本屋でみかけて、思わず上下そろって買った本。
市場至上主義、
規制撤廃、
民営化
なんかこう、
気持ちのよさそうな言葉が並ぶ。
経済にも学派があり、その中で、シカゴ学派と呼ばれる人達のもたらしたもの。
でも、その言葉の先には何があるか、考えたことがあるか?
アメリカが実践してきた、
世界各地での血なまぐさい手法、CIA、拷問、これら後進国での出来事は、
他人ごとではない。
主に、中間層を下に押し下げ、格差を広げる結果をもたらす。
ショックを与え、そのショックに人民が茫然としているうちに、
システムを変えていく。
精神疾患の荒療治を基にしたと思われる、拷問の延長線にある人の心理状態を利用した手法。
軍事独裁国家だと、とても怖い事になる。
自然災害も利用する。テロとの戦いをも利用する。
人の心に空白ができるのを、うまく使う。
世界中で格差社会になろうとしている今、日本はTPPだ、参加だ、遅れるなとせかされる。
日本にあてはめると、震災のショックで思考回路が停止している間に、
日本の外側から何かやらかそうとしているのではないか?
そう思えてならない。
日本は軍事独裁国家じゃないから、少し回りくどい手法を使うだけの事。
やれ規制を取り払う、改革だ、とかいい言葉は使うけど、
改革やって何が良くなるのか??
分かって改革推進を唱えているのか?
とっても怖い本です。
でも、リアルな世界が分かる本です。
出版は2007年だけど、和訳が出たのは最近。
厚いし上下巻あるけど、いまTPP真っ盛りだし、
タイムリーな本です。
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