maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



誰もがしっている、福沢諭吉の学問のすすめ。
学校で習いますが、いつ習ったんだろうか?
多分、小学校か中学校・・・

文系の学校で読むのが必須とかでなければ、
実際に読んだ人は少ないという本の一つかも。
で、読んでみた。

結論、日本人なら一度は読むべし。

明治の初期に書かれたものなので、時代色が濃いですが、
いろんな人間がいるけれど、成功する人、貧しい人
この差は学問による処が大きい。
学問は、人生において助けになる。
実学を大切にせよ。
個人としても国家としても、独立の精神を大事にせよ。
政府と民は協力しあえ。でも間違った事は違うと主張しろ。
西洋の学問を見習え。
でも、何でもすぐに信じてしまうのは愚民。
物質的にだけでなく、精神的に独立せよ。
西洋と日本の違いは考えて取捨選択せよ。

などなど、今でも全然余裕で通用する内容です。

自分も大した人間ではないですが、
読んでいて考えたのは、
今の日本人も、独立心がないように思いますね。
特に精神的な独立。

福沢がこれを書いたころ、人々はエライ人には、へいへいと腰を低くし、
従うだけだと嘆いていましたが、何の疑問も持たず、
へいへいと権威に従う姿勢は、変わりませんね。
他人の顔色を伺う事も必要だと思いますが、余りにも自分の考え、
アイデンティティーを持っていない人が多いように思えます。


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