彫刻の小径…③

どこからが彫刻でどこからが景色なのか
景色と融合して境が分からない
まるで「ジョジョの奇妙な冒険」のワンシーンのようだ












林の奥にロバと少年がいる
鳥を手に持つ妙に老け顔の少年








ロバは勝手に草をはむ
多分この２人はお友達じゃないな








足伸ばしをする女性
そうだ！膝を曲げるな！









背中を押さえつけられた
あの、部活を思い出すマイムだった








しごきのようなトレーニングから
解放された太ももが青春だ




まぁだつづくヨ

彫刻の小径…②

木漏れ日の中でひとり

サックスを吹くおじさんは






物まねが上手なあの人に
似ている








きれいなフォームで馬跳びをするふたり

実は…








もう一人待っている

マイムも飛んでみたが
丁度いい高さで待っていてくれるのだ








音楽を奏でるふたり








どうやって空中浮遊しているのか
ぐるっと回ってみたが分からない








スタイル抜群のこの娘は








ベストジーニストに違いない




つづく

彫刻の小径

雨上がりのしっとりと濡れた森の中に

彫刻たちがいつもと同じように

佇んでいる




金属なのに柔らかい









そっと触れてみると
冷たくて堅い








想像のモデルなのか
物語の一片なのか
タイトルはすぐに忘れてしまう








鳥の仲間だ







翼は大きいが
やはり飛べそうにない








裸婦像は同じような体勢をしているものが
よくある








リラックスできる姿勢なのかな




つづく

青春の光と影…ボクだって

ずっとずっとそう思ってたんだ

生まれた時からずっとそうだったんだからね


人間じゃないから

生まれた時から思ってられるんだよ

そうだよ、うんとちっちゃい時からさ


嘘言ったってダメ、知ってる訳ないよ

ボクは全然違うんだからね

ツルなんか無いし

ひねくれてもいないし


どっちの味方だって？

そんなの決まってるじゃないか



つづく

青春の光と影…

どうしてお前達はいつもそうなんじゃ

ワシはもう長くないから何も言えんが

そうじゃないだろう

お互い自分でわかっているくせに

素直になれないんだなぁ


ワシだってもともとお前達のジイではない

今さら驚くこともないだろう

顔を見れば血が繋がっていないことなど

とうに知れたことよ


親子とか家族とか言うものは

精子と卵子がくっつけばいいってもんじゃない

ＤＮＡをどれほど共有しているかでもない

そんな理屈は

残留孤児の肉親証明にしか役にたたん


大事なことは

どうやって一緒に暮らしてきたかってこった

一つ屋根の下で生活して

同じ釜の飯をくって

どれ程会話をしたかってことだ


あぁ聞かんでもええ

こんな話はつまらん

つまらんことだ



つづく

青春の光と影…番外編の②

入力画面が皮った変わったね、すげー</color>。。
タグが使いやすくなったのだ

ここから本文…


あんなやつはほっとけ
中の国でも北の国でも行ってしまえ

だから言わんこっちゃない
何でも自分の思い通りになると思った大間違いだぞ
世の中はな

何！？何回も聞いたって
何回言っても分からんやっちゃな、お前は
お前だよお前、お前のことだからお前って言うんだ

もう今日からは親でも子でもない
昔から親子じゃないけどな
一応親子でいようと思ってたんだ

今さら止めとけ
ありがとうってのは
心の底から言うもんだ
母さんがなんと言おうと
このオレが許さん！

今日という今日は、今日なんだぞ
京都遊興じゃないんだぞ
をい、聞いとるんか
鍵取るところだって


んじゃ

キー取るんじゃないか…


つづく。。。

青春の光と影…外伝

っせーな、うぜえんだよ

オレの勝手だろ

産んでくれって頼んだわけじゃぁねぇよ


だからほっとけよ

黙れよ

こんな所、いられねぇよ

行くとこなんかいくらでもあらぁ

コンビニじゃぁねぇよ


あいつはヤクザじゃねぇって言ってんだろ

知らねぇよそんなこと

何でもかんでも真に受けてんじゃねえって

勝手に思ってろよ



じゃな





つづく

遅いお彼岸…②

秋桜が一面に咲き乱れている









はずだった丘を
マラソン人たちが走り去っていきます









今やっと曼珠沙華の見頃になったのです
趣味の同じ人達が
お互いニコリともオハヨウとも言わずに
自分の世界に浸ります








本当はお友達になりたいと
ちょっとは思っているのかも知れませんが









使っているカメラやレンズを
ちょっと意識したりしています








撮した写真を
ミセッコしてみたい気持ちも
少しだけあります









同じ物を狙って撮っても
全く違う写真になるから…









カメラって、オモシロイね

遅いお彼岸

今年は２週間ほど遅いようです

夏の暑さのせいなのでしょうか















それでも

明るい秋の光を感じると
一斉に咲き出します









光が届かない森の奥にも
木漏れ日が差し込んだ時
しっかりと光を捕らえて咲き出します









蘂たちがネオンのように輝いて
魅力を振りまくのです









ほら、誘われてやってきた








ネオンの赤に
黒い衣の蝶が
エロチックな世界を演出しています




つづく