どうやらこれは廃線だと気づく
しかし、何処へ続くのか?
立ち入り禁止の看板を無視して
柵を乗り越えていくには年齢が邪魔をする
線路の続く方向へ歩いて行くと…
やぶが途切れている場所があった
立ち入り禁止の看板もない
誰もいない…
何年くらいこの状態なのだろうか
さび付いたレールが味わい深い
2-300メートル進んだところで
道路に寸断されていた
振り返ると、もう入り口は見えない
まだまだ続く
バイクで通りかかった道に線路があった
路面電車か?
さかま、いや、まさかこんな田舎にあるわけないでしょ
見渡すとほら
道の脇に架線のようなもの
草むらの中に線路?
足で草をかき分けてみると
線路だ!
なぜ、どうして、どこから、どこまで…
これは調べねばならないだろう
つづく
通勤の朝、信号待ちをしていると
上松美香のアルパが聞こえてきた
深い霧はすべてをしっとりと濡らし
未知との遭遇(映画)に向かう主人公のように
自分だけに与えられた秘密の任務に向かう特別な時間のように
すべてが違って見える
いつまでもずっと走り続けていたい気持ちになります。
クリック → 霧の通勤路ムービー
漬け込んでからほぼ1年が経ちました。
今年も漬けようと思い、カリンの木がある(昨年いただいた)家に行ったところ
実はほとんどありませんでした
収穫してしまったのか
気分が変わったのか
いずれにしてもいただくことができませんでした。
がっかりして
でも仕方ないので昨年のカリン酒を味わってみることにしました。
かき混ぜると
種の細かい破片がオリになって漂ってしまいました
実は1年前とほとんど変化なし
堅くしまっていて種のぬめりもまったく同じです
グラスに移してロックで味わってみると…
しぶい!
良い香りは確かにあるのですが
後味が何だか渋いのです。
小さな瓶に移し替えて
もう一年熟成させてみることにしました。
いつもその辺で収穫されたものが、さりげなく飾られている休憩所は
ハーブな植物たちに囲まれた場所にあります
漂っているLOHASな雰囲気が大好きで
必ず立ち寄るのです。
散策を始めるとすぐに目に付く
皇帝ダリヤです
背丈は2.5メートルを超えます
公園のあちこちで椿が花を咲かせていて
花の少ないこの時期
「よく頑張ってるな感」に感心します
そして楓の丘はやはり大人気で
カメラオヤジ達(オバンも)が高級カメラを構えています
誰だって写真を撮りたくなっちゃうでしょう?
日本に生まれて良かったって思うでしょう?
きれいなものを見てきれいだねって言うだけで
二人とも幸せな気持ちになるんです。。
ついこないだまで鮮やかな緑だったのに
もうこんなに色づいています
黄色でも紅葉?
針葉樹っぽいのに落葉するつもりなんでしょうか
公園の彫刻は動かないけれど
周りの変化でその表情は変わって見えます
可愛い鈴を沢山実らせた モミジバスズカケは
銀杏以上に美しい黄色になって
圧倒的な存在感を示しています
もみじ葉ですから…
そんな中でも主役はやっぱり 赤
小惑星か彗星か?
お土産にいただいた「マルタ島の小石」です。
地中海の匂いがします
耳に当てると
猫の鳴き声が聞こえます
マルタ島って…
マルチーズって言う割には
猫がいっぱいいるらしい
現地でこの石を拾ったときに撮影した
証拠写真とともにね
ありがとう
こちらは マルタ島の砂
だからさ、隣のクラスに行って聞いてみな
宮鍋ってやつ、言いかけたとたん
あっあの速いヤツね、と応えがある
誰に聞いても同じだ
たまに女の宮鍋京子と間違える人もいる
う~ん、かけっこ速いよね~
えっ?そうじゃなくて男の方?
あいつは半端なく速いんだよね~、まいっちゃうよ
ほら、あいつだろ?
グラウンドのベンチで本を読んでいる宮鍋を
教室の開け放した窓から指さす
あいつのどこが速いんだよって質問してごらん
みんな驚いた顔してこう言うだろう
おまえ、知らねぇの?ホントかよ、
転校生みてぇなこと言ってるよこいつ
だから、僕もそう思うことにした
宮鍋、かっこ男かっこ は速い男だ。
宮鍋君は速い男だ
誰に聞いてもそう言うだろう
走るのが速いのかって?
そりゃあ女の方の宮鍋だろう
宮鍋京子、あの子には男だってかなわないさ
あいつは飯を食うのはどっちかって言うと遅いほうだよ
何だよ、あきらめないで考えろよ
違う違う、回転はそんなに速くないだろ
支度はふつうさ
成長?まぁ背が高いからそう言えないこともないけど
みんなに聞いてみろよ
あぁ宮鍋は速い男だよって誰しも答えるだろう
宮鍋は誰もが知ってる、速い男なんだってば
一個38円の球根を5個埋めました
それだけで
1億円の宝くじと同じくらい楽しみなのである
春になると
10枚で3000円の宝くじは300円になる
5個で200円の球根は5色の愛らしい花になる
どっちがいいかな?
春になってみないと分からないのだ
お天気に誘われて出かけました
しばらく走っていると「 ! 」と思い当たりました
ひょっとしてそろそろ?
メーターをODO表示にしてみました
やや、あと2キロだ
しばらくメーターを見ながら危ない運転
そして
やったー!!
そこはこんな所でした
しばらく感動を味わってから走り出しました
1000はあくまで通過点
明日は必ずやってくる、って感じで1キロメートル
目的地に着きました
おなかもすいたし、記念に何か食べよう
辛くて美味しい、ジャンからうどん♪
「穴を掘るのが特技なのか」
ヒゲだるまが馬鹿にして笑っている
小池君はさっきからずっと下を向いたまま両手を静かに動かしている
辰雄は藤田みちこをみた
視線の先で小さくうなずくと藤田みちこは
どこにそんな勇気を秘めていたのかと驚くほどの声で
みんなに問いかけた
「知ってる人、いるでしょう?」
ざわついた教室のあちこちで
「おれ、見たことある」
「そういえばそうよね」と
ささやく声がする
「静かにしろ!」
ヒゲだるまが怒鳴った時
どかんっと大きな音がして、
一瞬の後、ヒゲだるまが消えた
小池君は両手をひろげ前に突き出していた
ざわついていた教室が静まりかえり
何が起こったのか判断できないみんなの目がヒゲだるまの姿を探した
辰雄には分かっていた
小池君はさっきから穴を掘っていたのだ
藤田みちこにも分かっていた
小池君は上手に穴を掘っていたのだ
それはそれは素敵で完璧な穴だ。