「宇宙君のバリアーは完全だったよ。」
「えっ?じゃあなぜ…、そうか、新しい周波数のビームだったんですね。」
「いや、そうではない。バリアーは出力60%で全ての周波数に対応するようになっている。」
「そうすると僕のバリヤーはなぜダメだったんですか?」
「20ミリガトリング砲だ。」
「やっぱり新しい武器を試したんですね。」
「ガトリング砲は19世紀に使われた化石みたいな武器だ。金属の弾丸をぶつけることで敵を破壊する。」
「そんなものでどうして出力全開のバリアーを破れるんですか?」
「宇宙君はサプライチームからビーム砲とバリアーの構造を勉強したんじゃなかったかな。」
「はい、ハンディウエポンについても同じようにしました。基本モデルの制作もやりました。」
「物質エネルギーの性質についてはどうだ?」
「はい、セクションの物理クラスでやったと思います。」
「では聞くが、宇宙君、雷はどうやって防ぐ?」
「えーっと、避雷針ですか?」
「そうだ、では雨は?」
「屋根です、傘かな。」
「どちらも正解だ。」
「簡単すぎると思いますけど。それが何か関係あるんですか?」
つづく
「えっ?じゃあなぜ…、そうか、新しい周波数のビームだったんですね。」
「いや、そうではない。バリアーは出力60%で全ての周波数に対応するようになっている。」
「そうすると僕のバリヤーはなぜダメだったんですか?」
「20ミリガトリング砲だ。」
「やっぱり新しい武器を試したんですね。」
「ガトリング砲は19世紀に使われた化石みたいな武器だ。金属の弾丸をぶつけることで敵を破壊する。」
「そんなものでどうして出力全開のバリアーを破れるんですか?」
「宇宙君はサプライチームからビーム砲とバリアーの構造を勉強したんじゃなかったかな。」
「はい、ハンディウエポンについても同じようにしました。基本モデルの制作もやりました。」
「物質エネルギーの性質についてはどうだ?」
「はい、セクションの物理クラスでやったと思います。」
「では聞くが、宇宙君、雷はどうやって防ぐ?」
「えーっと、避雷針ですか?」
「そうだ、では雨は?」
「屋根です、傘かな。」
「どちらも正解だ。」
「簡単すぎると思いますけど。それが何か関係あるんですか?」
つづく
「宇宙(ひろし)君、大丈夫か?しっかりしろ!」
誰かが僕の名を呼んでいる。誰かが肩を揺すっている。真っ暗の空にただ一人放り出されたような感じだ。
コンソールのモニターは冷静さを取り戻し、バイオリストコンピュータのログオフを要求している。要求に応じると、ホストコンピュータは戦闘モードからバイオリストコンピュータの接続を解除した。
包み込んでいたシートが左右にゆっくりと開きながら起き上がり、コックピットから宇宙を解放した。3Dモニターは格納され、マニュアル通り記録の分析が始められた。
ヘッドセットをはずしてもまだ視覚がはっきりしない。吐き気も感じる。何度も経験しているがこの時間だけ慣れることができない。
訓練終了の文字の横を戦闘の分析リストがスクロールしていく。
2-3度首を回し、深呼吸すると感覚が戻ってきた。
「ずいぶん上達したじゃないか。最後は残念だったな。」
教官の声でやっと現実の世界を思い出した。
「あっ、教官、またやられちゃいました。くやしいです。」
最後の攻撃を受けるまでに宇宙が取るべき選択肢はいくつかあったが、それより宇宙が今一番気になっていることは、接近戦を挑んできた敵が使用した武器のことだった。
「防御はきちんとしてたと思うんですけど、最後は何が原因だったんですか。」
つづく
誰かが僕の名を呼んでいる。誰かが肩を揺すっている。真っ暗の空にただ一人放り出されたような感じだ。
コンソールのモニターは冷静さを取り戻し、バイオリストコンピュータのログオフを要求している。要求に応じると、ホストコンピュータは戦闘モードからバイオリストコンピュータの接続を解除した。
包み込んでいたシートが左右にゆっくりと開きながら起き上がり、コックピットから宇宙を解放した。3Dモニターは格納され、マニュアル通り記録の分析が始められた。
ヘッドセットをはずしてもまだ視覚がはっきりしない。吐き気も感じる。何度も経験しているがこの時間だけ慣れることができない。
訓練終了の文字の横を戦闘の分析リストがスクロールしていく。
2-3度首を回し、深呼吸すると感覚が戻ってきた。
「ずいぶん上達したじゃないか。最後は残念だったな。」
教官の声でやっと現実の世界を思い出した。
「あっ、教官、またやられちゃいました。くやしいです。」
最後の攻撃を受けるまでに宇宙が取るべき選択肢はいくつかあったが、それより宇宙が今一番気になっていることは、接近戦を挑んできた敵が使用した武器のことだった。
「防御はきちんとしてたと思うんですけど、最後は何が原因だったんですか。」
つづく
まとめ買いの大量注文を受け
在庫がなくなりました。
端っこやサイズが不揃いのものを除いて
全て売れてしまいました。
本当にありがたいことです。
んでもって、作らねばってことで
最近手に入れたレッドクレイを使って
マーブル石けんを作りました。
嬉しくて沢山入れすぎました。
ココアをまぶしたケーキのようになってしまいました。
美味しそうだから、まっいいか。
在庫がなくなりました。
端っこやサイズが不揃いのものを除いて
全て売れてしまいました。
本当にありがたいことです。
んでもって、作らねばってことで
最近手に入れたレッドクレイを使って
マーブル石けんを作りました。
嬉しくて沢山入れすぎました。
ココアをまぶしたケーキのようになってしまいました。
美味しそうだから、まっいいか。
パンッと短い破裂音を発して細かい金属片が花火のように広がった。
センサーを攪乱するチャフだ。モニター一面に障害物の表示が広がる。
すり抜けていく敵をロックオンし、その推進装置に衝撃ビームを叩きつけるまで正確に2秒かかった。ビームは狙い通り推進装置を破壊し、航行不能になった船体は激しく回転しながら弾き飛ばされたように遠ざかっていく。
おかしい。空き箱のような軽い手応えだ。
デコイ(囮)か!
しまった。バックを取られた。
チャフの影が消えたモニターが短い警告音を発した。ブルーの座標ラインの中にオレンジの特別色に明滅する敵機マーカーが異常な速さで接近する。
トップスピードで方向転換を繰り返すが振り切れない。ぴたりと追従する新型攻撃機の姿が3Dモニターにもくっきりと浮かび上がった。
ロックオンされたことを示す警告ランプが赤色に光り出した。コンソールはエスケープモードのタイミング計算に結論を出せず、モニターのカウントダウン数値は「3」のまま動かない。
防御バリアーの出力を最大に上げる。これでビーム攻撃にはとりあえず耐えられるはずだ。
意に反して敵は攻撃を仕掛けてこなかった。いつでも打ち落とせるという余裕を示しているのだろうか。逃げられるものなら逃げてみろという挑戦なのか。
実際ワープのタイミングを探しながら逃げ回る30秒はとても長く感じた。やっとの事でコンソールが答えを見つけ出し、エスケープモードへの突入を知らせるタイミングモニターのカウントダウンが「2」「1」と変わるのを確認する。
だが「0」を表示するわずか前、ドンッという衝撃が背後から襲いコックピットの明かりが一瞬で消えた。間をおかず襲ってきた、引きちぎられるような激しい爆風に宇宙(ひろし)は全ての感覚を失った。 つづく
センサーを攪乱するチャフだ。モニター一面に障害物の表示が広がる。
すり抜けていく敵をロックオンし、その推進装置に衝撃ビームを叩きつけるまで正確に2秒かかった。ビームは狙い通り推進装置を破壊し、航行不能になった船体は激しく回転しながら弾き飛ばされたように遠ざかっていく。
おかしい。空き箱のような軽い手応えだ。
デコイ(囮)か!
しまった。バックを取られた。
チャフの影が消えたモニターが短い警告音を発した。ブルーの座標ラインの中にオレンジの特別色に明滅する敵機マーカーが異常な速さで接近する。
トップスピードで方向転換を繰り返すが振り切れない。ぴたりと追従する新型攻撃機の姿が3Dモニターにもくっきりと浮かび上がった。
ロックオンされたことを示す警告ランプが赤色に光り出した。コンソールはエスケープモードのタイミング計算に結論を出せず、モニターのカウントダウン数値は「3」のまま動かない。
防御バリアーの出力を最大に上げる。これでビーム攻撃にはとりあえず耐えられるはずだ。
意に反して敵は攻撃を仕掛けてこなかった。いつでも打ち落とせるという余裕を示しているのだろうか。逃げられるものなら逃げてみろという挑戦なのか。
実際ワープのタイミングを探しながら逃げ回る30秒はとても長く感じた。やっとの事でコンソールが答えを見つけ出し、エスケープモードへの突入を知らせるタイミングモニターのカウントダウンが「2」「1」と変わるのを確認する。
だが「0」を表示するわずか前、ドンッという衝撃が背後から襲いコックピットの明かりが一瞬で消えた。間をおかず襲ってきた、引きちぎられるような激しい爆風に宇宙(ひろし)は全ての感覚を失った。 つづく
戦闘状態に入ってからすでに30分が経過した。油断があったかも知れない。
コンソールの広域モニターに数十機の機影を見つけてからわずか数秒後に攻撃が開始された。
通常のバリアを突き破って船体を焼く高周波の音を感じた。バイオリストコンピュータにコンタクトしているスペースギアが素早く反応し、バリアの強度を上げたと同時に複数のビーム攻撃が襲ってきた。
宇宙(ひろし)は一瞬迷ったが、コンソールが推奨するエスケープモードをキャンセルし攻撃モードを選択した。
防御バリアは攻撃に使われたエネルギーと同量のエネルギーを消費する。1対数十機では圧倒的に不利だが、どうしても危ない時は逃げ出せばよいと簡単に思っていた。
これまでに半数以上の敵を戦闘不能にしてはいたが、3Dモニターに敵機がはっきりと確認できるまで接近したとき、逃げるべきだったことを悟った。敵に最新型の攻撃専用機が数機含まれていたのだ。
スピードはほぼ互角だが、運動性能は明らかに相手が上だ。後悔しても遅い。ただ実際の戦闘では経験と判断力が勝敗を分けるのが常だ。敵の最新型機をあやつっているコマンダーをバイオリストコンピュータがどう判断するかが問題だ。
バリアを全開にしても動き回っていてはワープ空間に逃げ込むことができない。めまぐるしく変わる状況にワープ軌道計算ができないのだ。
広域モニターに点滅するポイントが中心に向かって確実に集まってくる。
こうなったら残った敵を全部まとめて引き寄せて一気に急旋回するしか手はないだろう。そう思ったとき… つづく
コンソールの広域モニターに数十機の機影を見つけてからわずか数秒後に攻撃が開始された。
通常のバリアを突き破って船体を焼く高周波の音を感じた。バイオリストコンピュータにコンタクトしているスペースギアが素早く反応し、バリアの強度を上げたと同時に複数のビーム攻撃が襲ってきた。
宇宙(ひろし)は一瞬迷ったが、コンソールが推奨するエスケープモードをキャンセルし攻撃モードを選択した。
防御バリアは攻撃に使われたエネルギーと同量のエネルギーを消費する。1対数十機では圧倒的に不利だが、どうしても危ない時は逃げ出せばよいと簡単に思っていた。
これまでに半数以上の敵を戦闘不能にしてはいたが、3Dモニターに敵機がはっきりと確認できるまで接近したとき、逃げるべきだったことを悟った。敵に最新型の攻撃専用機が数機含まれていたのだ。
スピードはほぼ互角だが、運動性能は明らかに相手が上だ。後悔しても遅い。ただ実際の戦闘では経験と判断力が勝敗を分けるのが常だ。敵の最新型機をあやつっているコマンダーをバイオリストコンピュータがどう判断するかが問題だ。
バリアを全開にしても動き回っていてはワープ空間に逃げ込むことができない。めまぐるしく変わる状況にワープ軌道計算ができないのだ。
広域モニターに点滅するポイントが中心に向かって確実に集まってくる。
こうなったら残った敵を全部まとめて引き寄せて一気に急旋回するしか手はないだろう。そう思ったとき… つづく
なんか変じゃないですか?
>「はい、子どもには食事の前に食器を並べてもらっています。
>それから、ポストから新聞や郵便を持ってきてくれます。
>あと、洗濯物の片付けをよく手伝ってくれます。」
子どもにお手伝いは…
「…してもらう」 のではなくて
「…させる」 のではないですか?
「…して下さい」 と頼むのではなく
「…しなさい」 と命令するものではいけませんか?
お手伝いは子どもの義務だと思います。
ただでご飯食べさせてもらって
学校にも行かせてもらって
ご飯食べておやつ食べてテレビ見てゲームして
叱られて不満そうな顔をして文句言って…
そんなんでいいんですか?
一緒に暮らしてるなら、年齢にあった仕事をするのは当たり前
だと思います。
やらせて、もちろん「ご苦労様」とか「ありがとう」も言います。
やらせることで生活技術が身につきます。
子ども自信ににとっても、いいことが沢山あるのです。
子どもにとってお手伝いは
「やらせてくれてありがとう」だと思うのです。
>「はい、子どもには食事の前に食器を並べてもらっています。
>それから、ポストから新聞や郵便を持ってきてくれます。
>あと、洗濯物の片付けをよく手伝ってくれます。」
子どもにお手伝いは…
「…してもらう」 のではなくて
「…させる」 のではないですか?
「…して下さい」 と頼むのではなく
「…しなさい」 と命令するものではいけませんか?
お手伝いは子どもの義務だと思います。
ただでご飯食べさせてもらって
学校にも行かせてもらって
ご飯食べておやつ食べてテレビ見てゲームして
叱られて不満そうな顔をして文句言って…
そんなんでいいんですか?
一緒に暮らしてるなら、年齢にあった仕事をするのは当たり前
だと思います。
やらせて、もちろん「ご苦労様」とか「ありがとう」も言います。
やらせることで生活技術が身につきます。
子ども自信ににとっても、いいことが沢山あるのです。
子どもにとってお手伝いは
「やらせてくれてありがとう」だと思うのです。
「おじいちゃんの目はなぜそんなに大きいの?」
「おまえがとっても うまそっ かわいいからだよ」
「おじいちゃんの口はなぜそんなに大きいの?
「それはおまえが…」
「あっひょっとして ボクをたべるつもり?」
「えっあっそっそうかも・・・」
「おまえがとっても うまそっ かわいいからだよ」
「おじいちゃんの口はなぜそんなに大きいの?
「それはおまえが…」
「あっひょっとして ボクをたべるつもり?」
「えっあっそっそうかも・・・」