コイツがインフルエンザウイルスだ
でも、
や~なばい菌だ、このやろう
という言い方はちょっと違うので注意が必要だ
ウイルスはばい菌ではない
つうか ばい菌 というのも正しくはないかも
人間にとって良くないことをする 細菌 をまとめて ばい菌 と呼ぶからだ
ウイルスは何故ばい菌(細菌)ではないのかというと
コイツ自体が生きものではないからだ
ということは 細菌は生きものなんだ
顕微鏡でよ~く見ると
積極的に動き回っているのが見えるはずだ
ばいきんだもの byみつを
分裂を繰り返して増殖していく
ばい菌とは呼ばない細菌には
乳酸菌や納豆菌があげられる
もやしもんワールドだ
ウイルスはふつうの顕微鏡では見えない
細菌より桁違いに小さいからだ(体が小さいからだ!?)
電子顕微鏡でないと姿を見ることができない
借金の天才、大した結果も出していないのにお札にまでなっている
あの人が研究した黄熱病の病原体もウイルス
病原体というのは病気の元になるものという意味なので
ウイルスでも細菌でも何か別の物でもよい
アンドロメダ病原体という傑作映画を観た人は手を挙げて~!?
生きものじゃないからアメーバみたいに分裂もしない
どうするかというと
生きものの細胞に潜り込んで
その細胞に自分のコピーを作らせるのだ
エイリアンよりタチが悪い!!
じゃんじゃか作らせて細胞がいっぱいになると
破裂して複製ウイルスをぶちまけるのだ
細菌は生きものだから殺すことができる
抗生物質がそれだ
ウイルスは殺せない、壊せない
今回吸い込んだイナビルも
インフルエンザウイルスを殺す薬ではない
何とか増えないように、コピーを作る機能を阻害するだけの薬なのだ
頑張れイナビル!
動きが取れなくなったインフルのヤツを
体の免疫機能が掃除してくれるのもじっと待つマイムなのだ。