祝「佐渡島の金山」世界文化遺産登録♪
佐渡島の位置や景観を確認したくて、手持ちの吉田初三郎「佐渡が島」印刷折本を久しぶりに開いてみた。鳥瞰図は佐渡商船(佐渡汽船の前身)からの依頼で踏査取材し、1930(昭和5)年に「佐渡が島『佐渡商船会社航路案内」』として発行されたもの。
佐渡島を日本海側から描き、新潟と直江津からの航路を横長の構図に配置。
表紙は2種類、解説文や初三郎「絵に添えて一筆」文章は共通のようです。
佐渡金山のシンボル国指定史跡「道遊の割戸」もしっかりと描かれています♪
裏面の解説でも金山について触れられています。
佐渡島の当時の街並み・名所旧跡が細部まで描き込まれ、案外今でも通用するものが多い気がしてきました。
吉田初三郎の「佐渡島」は鳥瞰図だけでなく、佐渡汽船になってからも絵葉書セット(おけさ丸など)や戦後も鳥瞰図絵葉書が発行(2種確認済み)されています。一度現地を訪問したいと機会を狙っていますが、これまで北陸信越には一度も行ったことが無く、時間を作って初三郎ゆかりの地を巡る旅をしたいと思案中。