護衛艦DDH183「いずも」のプラモが買ったままずっと放ったらかしになっていたのですが、FLEET WEEKに触発され組み立てることにしました。
でも、製作開始早々いきなり楽しくない作業。
艦底パーツと船体との間に段差ができてしまったのでそこを地ならしでフラットにしなければなりません。
すぐ側のモールドも削ってしまわないようマスキングテープで保護してヤスリとフィニッシングペーパーでショリショリショリショリ。
でも、いくらテープを貼ったとはいっても力を入れて削っていくとテープごと繊細なモールドを落としてしまうので結構気を使いながらの作業。
なかなかに時間がかかりました。
塗装するまでパーツは付けない方が色分けはしやすいのですけれどね。
最近の艦はいきなり赤になるのではなく黒い線を挟んでいます。
上の写真は2週前の横浜で撮った観艦式前イベント中の「いずも」です。
水面が小波で揺れる度にその喫水を表す黒い線が見えたり隠れたりしています。
対して磯子の造船所で行われた引き渡し式後自衛艦としての初出航。
航走を始めても(港内の低速域では)黒い線が隠れることはありませんでした。
喫水線の見え方が違うのは、こちらは母港横須賀までの1時間ちょい分だけの燃料や物資。
対して横浜での写真はヘリも載っているし、観艦式までかあるいは突然起きた有事や災害時に東京湾を出て補給艦とのランデブーまでの分を積んでいるということなのかもしれません。
このプラモを制作することなくしばらく放ったらかしになっていた理由。
それはおそらくは加齢による近見視力の低下。
いままでルーペスタンドを使っていたのですが、やはり手間はかかります。
そこでヘッドルーペを導入することにしました。
やはりタミヤが良さそうだねー
でもちょっと高いなぁー
安いのは中国製で評判も悪い……
と物色していたところ目についた商品。
ビクセン!!
一般には馴染みは無いかもしれないこのビクセンという光学機器メーカー。
天文少年だったぼくはこのビクセンの赤道儀と天体望遠鏡が欲しく欲しくて毎日のように天文ガイド誌を舐め回すように読んでいた時期がありました。
結局多感の時期ゆえに興味の対象もどんどん移り変わり天体望遠鏡を手にすることはなかったのですが、やはりこのVixenというブランドロゴを見ると心ときめいてきます。
ちなみにアニメ「宙のまにまに」では制作協力として主人公たちが使う望遠鏡にこのVixenの赤いロゴが描かれていました。
多分模型制作ということを考えたらタミヤを買うのが正解なんでしょうけれど、もうこのビクセンしか目に入りません。
幸いにしてタミヤより安価なので溜まっていたヨドバシポイントで買えたし。
それになんといっても一流の光学器メーカーで、しかも日本製ですから少なくともレンズ部分に不満があることはないでしょう。
あとは使い勝手か……
装着した姿はこんな感じ。
拡大される範囲は少し狭く下を見た時のみこのレンズを通して見れるというものですが、これがぼくにはとても合っていました。
パーツを弄るときには下に視線を落としますし、BGMとしてμ’sライブBDなどを流しながらプラモ制作をしているので目線を上げて正面を見れば2本のフレームの間からテレビ画面を普通に見ることができるんですよ。
なかなか良い買い物ができたようです。
まぁ人に見せたくはない姿ですけれどね。
その点ではタミヤのほうが自然かな。
そんなこんなで船底貼りあわせの修正とキャットウォークの貼り付け、そしてデッキサイドエレベーターを組み立てて今日の作業は終了。
自分の部屋なんてものは無くリビングで組み立てているので夕食までには撤収しなければならないのです。
そしてこの難関が手付かずで残っています。
貼りあわせ段差も気にせずに当然こんなエッチングパーツにも手を出さずとも、最低限艦載ヘリだけは塗っておけばそれなりには見えるわけで、そうすれば朝から組み立てて夕食時には作品を眺めながら晩酌ができる程度のパーツ数のキットなのにいつからこんな面倒くさいことをするようになっちゃったんだろう……
今日発売のモデルグラフィックス12月号は「艦これ」特集として艦艇プラモモデリング指南が企画されていました。
護衛艦「いずも」とは時代は違えどエッチングパーツのいじり方などタイムリーな特集号です。
で、この表紙の艦娘は誰?
水上機母艦「瑞穂」?
えっ? 今「瑞穂」どころか「秋津洲」まで艦これに登場しているの?
「呂500」なんかもいるし……
もうしばらくログインしていないので知らない艦娘がいっぱいでした。
「龍鳳」ちゃんカワイイっすね。
どうやったら手に入るの?
っていまさら復帰しても無理だろうな。
で、みんな秋刀魚漁ばかりしてるようだけど、それって何?
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